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なぜ西宮の芸文センターはこれほどチケットが売れるのだろう [クラシック雑感]

 今日は休日シフトでした。兵庫芸術文化センター管弦楽団(通称PACオケ)のチケット先行予約発売日ということもあり、10時からチケット取りに参加。

 ここ最近のチケット取りには欠かせないアイテムになった、オートリダイヤル・アプリのお蔭か、10分ほどで繋がりました。無事、意中の公演のD席1000円をゲット。

14.1.17(金)15:00 兵庫県立芸術文化センター 大ホール
兵庫芸術文化センター管弦楽団 第66回定期演奏会
指揮/佐渡 裕 曲目:レスピーギ/交響詩「ローマの祭り」,交響詩「ローマの噴水」,リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲,交響詩「ローマの松」 

 ローマ三部作を、お祭り男:佐渡裕の指揮で。そして何より、この日にこういう明るくて派手なプログラムが組めるようになった、ということが、感慨深いものがあります。
 あれから19年目の1.17、現地で復興を体感したい。


14.2.22(土)15:00 兵庫県立芸術文化センター 大ホール
兵庫芸術文化センター管弦楽団 第67回定期演奏会
指揮/井上道義 チェロ/堤 剛 ヴィオラ/ダニール・グリシン 曲目:サティ/パラード,R. シュトラウス/交響詩「ドン・キホーテ」op.35,ビゼー/アルルの女 第1組曲,第2組曲

 21日にはデスピノーサ&大フィルを聴きに行くので、どうせ関西に帰るなら・・・とその翌日公演をゲット。もちろん、指揮者が井上道義氏だから行くんですけどね。

 ここ3,4年はPACの公演は避けていました。若い人のためのアカデミーオーケストラということで、要所をベテランで固めているものの、大フィルやセンチュリーの水準に比べると、どうしても聴き劣りしました。地元に住んでいれば応援したいと思ったでしょうが、岡山からわざわざ交通費をかけて行くほどでもないかな?と。

 しかし、最近、「題名~」などで時々出演しているときに聴く演奏ではけっこういい演奏を聴かせてくれてるんですよね。こういうプログラムなら行ってみようかな?と思った次第。

  予約を取った後も、興味があってネットに繋げて売れ行きをチェックしてみると・・・発売開始後1時間後には9割がた売れてる勢い!
 さっき確認したら1月定期は先行予約分完売のようですね。

 2000人入るホール、3日間、キャパ6000人の興業がどうして毎回そんなに売れるのか?

 自分の身内の行動パターンを例にとって考えてみると、案外答えは簡単。大きな勝因の一つは、間違いなく良好な立地・ロケーションでしょう。駅から屋根のあるデッキで直結。しかもバリアフリー。やっぱりこれはデカいですよ。
 ウチの両親、特に母親は膝関節症を患っており、若い世代なら何とも思わないようなところでも、非常に苦労して歩かないといけません。ザ・シンフォニーホールの場合、福島の駅からあの狭くて微妙な段差が沢山あって、路上駐輪や仕事帰りのサラリーマンらでごった返すような、あの道中をホールまで歩くと思うだけで気が滅入るようです。まして大阪駅での阪急からの乗り換え、あるいはJR神戸線からの環状線への乗り換えでも、駅の中は大変な混雑ですから、それも気が滅入る要因に。

 実際、道中でコケて手をついたときに手を捻挫。それが完治するまでに半年も整骨院にかかった・・・。『大フィルやセンチュリーは聴きたいけど、平日の夜にあの混雑で殺伐とした歩道を歩くのはイヤ。芸文センターは昼間やってくれるしこっちのほうがいい』と本音を漏らします。

 父親の方も、「現役の時は、仕事帰りに行ってたから、むしろ平日の方が行きやすかったけど、今は夕方のラッシュ時間帯に大阪まで出るのは億劫になって来てるな」という感じです。

 こういう話を聴くと、仕事帰りに習慣のように足を運んでいた団塊の世代の大量リタイヤの時期が過ぎ、そして若年層は忙しすぎて、とても7時には間に合わない。こういう情勢ではいかにも、ザ・シンフォニーホールの立地は分が悪いな・・という気がします。

 それから西宮の芸文センターのロケーションの凄さ。
 ザ・シンフォニーホールでコンサートを終えて家路につくとき、阪急にしろJRにしろ、梅田駅であのパンフレットが詰まった透明の袋を持っている人が多いんですよね。特に阪急に多い。神戸線だけでなく、宝塚線や京都線に乗る人も多い印象です。なにしろ福島から阪急梅田まで歩いて帰る人も結構居ますからね。そしてそういった人たちは、阪急でいえば十三~岡本の間で大部分が降りてしまいます(笑)
 余談ですが、三宮で降りて神戸市営地下鉄まで乗り換える人は・・・まあ、だいたい4・5人ぐらいでしょうか(笑)

 ということは、ザ・シンフォニーホールに通っている客層も淀川よりも北から東灘の住宅地、あるいは宝塚・高槻までのいわゆる『阪急平野』と言われる沿線の住宅地の人が、かなりのボリュームで存在するという実感があります。兵庫の芸文センターはそのボリュームエリアのど真ん中にあるわけですよね。そうした阪急沿線の人は京都線や宝塚線沿線の人でも梅田の混雑を抜けることなく、西宮北口ならふらっと気軽に行けるような立地なわけですから、そりゃあ集客が伸びるわけです。

 高齢化社会の中でのコンサート興業の成功のためには、ザ・シンフォニーホールとしては、福島駅からの歩道の整備や大阪駅からの無料シャトルバスの運行などの対策が必要な気がしますね。特にフェスティバルホールへ移転する大フィルは阪急沿線から肥後橋へ、足腰も体力的にも不安のある高齢の聴衆を、どうやって引っ張って来るか?対策が必須という気がします。三宮からだと阪神・JRに乗れば桜橋口で乗り換え行くと、ザ・シンフォニーHよりは意外と便利かもしれませんけどね。


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関西のオーケストラ、世代交代の時 [クラシック雑感]

 大フィルの井上氏首席指揮者就任の前に、日本センチュリー交響楽団の常任指揮者に、飯森範親さんが就任することが発表されていましたが、早くも来年度の定期演奏会のプログラムが発表されています。合わせてアラン・ブリバエフ氏を首席客演指揮者に迎えることも発表されました。

 日本センチュリー響は、大阪府時代の基金を取り崩しながらの厳しい運営を続けていますが、音楽的には極めて高い水準に到達した小泉・沼尻体制にも拘わらず、体制を一新したのは、財政的に10年持たないといわれる楽団の経営改善も視野に入れた決断だったのだろうと思われます。
 来年度の年間プログラムを見て、『いや~、さすがに飯森さんだわ』と感心してしまいます。10型2管編成、総勢60人弱の小規模なオーケストラだからこそ出来るプログラミングが光り、ここぞという場面では、手兵の山形交響楽団との合同演奏を企画するなど、楽団の特徴とメリハリの効いたプログラミングです。
 また、就任記念定期で1日おきにブラームスのチクルスを企画する、あるいは第九シーズン真っただ中の12月で、『この時期はいっつも、聴くべきコンサートが無い!』と嘆いていたファンを狂喜乱舞させる絶妙のプログラムを組んでくるあたり、本当に策士。

 恐らく、大フィルが本拠地をフェスに移すことも踏まえての編成だったでしょうから、大鑑巨砲プログラムは大フィルに任せて、センチュリーの立ち位置をシンフォニエッタサイズに変化したことによって在阪4オケのポジションが明確になって来るんじゃないでしょうか。

 さて、お次は京響ですが。その去就が注目されていた広上さんは常任指揮者を継続、ミュージックアドバイザーなる肩書も追加されました。しかし定期演奏会への登場は年2回という契約になっているそうで、この3年間が最後の任期になるのでしょうね。
 それと同時に、常任首席客演指揮者に高関健氏、常任客演指揮者に下野達也氏を迎えるということです。これを見たとき、「ああ~、下野さんを囲い込みに来たな」と思ったのは僕だけでは無い筈(笑)
 90年代の京響黄金期を築いた井上道義さんが大フィルの常任ポスト(首席指揮者)に、逆に朝比奈隆の最後の愛弟子として、大フィル・ファンからの待望論が根強い下野さんが京響の次代を狙えるポストへ・・・

 なんだか仁義なき戦いになってきましたなぁ

 大阪とは対照的に京都は、京都会館のオペラ劇場改修に代表されるように文化関係予算は増強されているようです。在阪にとどまらず東京や各地方オケからも、腕利きのメンバーを集めて、その上この指揮者陣!他の都市が「貧すれば・・・」の状態の時に、逆張りでどんどん実力を高めている感があります。
 また、兵庫芸術文化センターを擁する兵庫県も、音楽関係に限らず、美術館などの特別展を見ても、この数年でますます文化関係に力が入っている感があります。

 これを僕は「逆・橋下効果」と名付けたい(笑)

 兵庫県の井戸知事は根っからの橋下嫌いで知られていますし、京都市の門川市長はどうなのかは知りませんが、大阪が文化関係者をいじめ抜いている今だからこそ、京都1400年のみやこ人魂こそが関西の文化の屋台骨を支えるんだ、という自負を持っていることでしょう。大阪が一時的に地盤沈下しても、京都と兵庫がその心意気で支えてくれていれば、個人的には、それはそれでいいのかも?と思えないこともないですね。


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輝かしい未来へのエール ~八重の桜から~ [クラシック雑感]

 あまちゃんの快進撃とは対照的に、今年の大河ドラマ『八重の桜』が、視聴率では低迷しているようです。

 去年の『平清盛』もそうでしたが、自分が気に入っているドラマは得てして視聴率が悪いというのは、残念ではありますが、ネット上での感想などを拝見すると、ドラマ作品としての評価は決して低くないようなので、時が経ても残っていく作品ではないかと思います。製作者の立場の方は数字が欲しいんでしょうけど。
 ちなみにあまちゃんは毎回欠かさず見ています(笑)。大河のあとの時間帯になる半沢直樹は・・・役者が揃ってて面白いことは面白いですが(愛之助さん、最高!)、善悪が分かりやすすぎて、個人的にはう~ん、としか言いようがないですね(笑)

 『八重の桜』を見る前も、白虎隊の話や、それこそ「竜馬がゆく」、「翔ぶが如く」「最後の将軍」「新選組血風録」をはじめとした幕末歴史小説も、そこそこ読んできたので、この時代の会津の置かれた運命の過酷さは頭では分かっていたはずですが、この「八重の桜」を見て、歴史というのは視点を変えてみるとこれほどまでに見え方が違うのか・・・、と目からうろこが落ちる思いで見ていました。

 敗戦の屈辱と亡国の苦難にまみれた会津人たちが心に葛藤を抱えながら、やがて明治という国家の一員として新たな人生を歩んでいく姿というのも、毎回見ごたえがありますし、文字通り天皇が居なくなり、もぬけの殻になった京都再生に尽くした、山本覚馬・八重をはじめ、新選組で人斬りの限りを尽くした斉藤一が、佐川官兵衛らとともに西南の役で、西郷率いる『武士の残党』と戦う、今後も見せ場が多い。

 歴史は、見方を変えると全く景色も変わるし、ある一つの時点で勝者・敗者になっても、一方が勝ちっぱなし・負けっぱなしというわけではない。維新の元勲、大久保利通も暗殺されてしまうわけですし、逆に、いわゆる『賊軍』として薩長と敵対して戦った藩の中からは、福島からは野口英世が出たり、のちに登場する原敬や新渡戸稲造などは南部藩。坂の上の雲、の秋山兄弟や正岡子規も伊予久松藩、といったように明治の日本を支える人材を輩出したわけです。

 まあ、とにかく個人的には今年の大河は面白い!ということで・・・

 ここから本題。この八重の桜の音楽は、坂本龍一が手掛けているわけですが、その劇中の挿入音楽が素晴らしい!調べてみるとyoutubeにありました。「輝かしい未来へのエール」という題名のようです。

 

 新島襄が登場してからは、パイプオルガンの演奏にアレンジされた曲に変化したんですが、いや~そのパイプオルガン・バージョンがこれまた素晴らしいんですね。この曲を聴くたびに涙腺が緩んでしまいます。

 youtubeにオルガン奏者さんが演奏したものがありました。ドラマで流れているのはオーケストラが伴奏していますが、雰囲気は出ています。


 襄と八重は、これから四面楚歌の中、キリスト教の教えを中核とした同志社英学校を創っていくわけですが、オルガンで聴くと、その二人の想いと重なっていく感じがします。幕末・明治と二つの時代を包み込んでしまう楽曲を作曲した、坂本龍一の鬼才っぷりをあらためて実感しました。 

※追記:この「輝かしい未来へのエール」の作曲者は中島ノブユキさん、ということでした。訂正いたします。


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久しぶりにHMV通販 [クラシック雑感]

 最近はほとんどCDやDVDを買うことが無くなって、買ったとしても行きつけの天神町のCD屋さんで単発で一枚買う程度だったのですが、HMVがCD&DVD、35%OFFをやっていたので、久しぶりにお取り寄せしました。

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  なんのことは無い。一旦、買い物する気になると「あれも欲しい」「これも欲しい」と、大量に買いも買ったりCD5点にDVD3点。つけてはいけない物欲に火をつけてしまったような・・・

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 まずはCD。フォーレとブラームスのレクイエムは最近しみじみと良さを噛みしめております。色々な音盤を聴き比べてみようということで、ブリリアントから出ているC.デイヴィス&ルチア・ポップ&SKD(フォーレ)、ケーゲル&ライプツィヒ放送響&合唱団(ブラームス)を購入。どちらも1枚573円という・・・

 ペロフのドビュッシーは、ブルースペックCDということで音質面で買い。ブライアンの史上最大、800人&110分の巨大交響曲『ゴシック』はブラビンス&BBCウェールズ国立管@プロムスの伝説のライヴ。ブラビンスはなんと名古屋フィルが常任にスカウト。名古屋でも『ゴシック』やるんでしょうか。

 サロネン&ロス・フィルの春祭は、某動画サイトで物凄いライヴ演奏を聴いてしまい・・・思わずポチリ。SACDで聴く噂通りの俊足・完璧なハルサイは圧巻です!

 あと、DVDはカルロス・クライバーのものを中心に。ドミュメンタリー『アイ・アム・ロスト・トゥ・ザ・ワールド』。1回見ましたが、あれほど聴く者を幸福感で包んで、心を奪うカルロスが、なんと繊細でナイーブなんでしょうか。カルロスが心穏やかになれた場所・・・日本での映像が個人的にはグッと来ました。『何でも喝采を贈る日本の聴衆』、それでもそれがカルロスにとって癒しになっていたのなら、若干の揶揄など何ほどのものかと。

 これだけあれば、2か月は持つでしょう。じっくり聴いていきます。


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2014年の来日演奏家速報を読んで [クラシック雑感]

 お盆が過ぎても暑さは続いています。今週の金曜日は二十四節気の「処暑」。しかし来週以降も残暑は厳しいとの予報です。
 この時期の楽しみといえば、音楽の友9月号の毎年恒例『来日演奏家速報』です。早速買ってきて一通り読みました。

音楽の友 2013年 09月号 [雑誌]

音楽の友 2013年 09月号 [雑誌]

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  • 出版社/メーカー: 音楽之友社
  • 発売日: 2013/08/17
  • メディア: 雑誌

 ドゥダメルのウィーン・フィルとの共演や、ツィメルマンとヤンソンス&バイエルン放送交響楽団という、おそらく歴史に残る豪華な共演(チケット代もゴージャスになる!??)など、来年も話題には事欠かないところですが、情報の詳細は音友を読んでいただくとして、当ブログとしては岡山のクラシックシーンや個人的に興味のあるところを掘り下げてみます。

 まず、岡山のファンとして一番気になるのは、岡フィル首席指揮者:シェレンベルガー氏の動向でしょう。

 来年の来日は1~2月、10月、12月の3回が予定されているようです。2月は岡山でヨハネ受難曲を振り、そのあと東京特別演奏会で引っ越し公演が決まっています。
 10月はおそらく定期演奏会に登場するものと思われます。僕は前半は協奏曲、後半は交響曲、というスタイルは堅持される、と見ます。編成も岡フィルらしさを追求して2管編成に収める。協奏曲は最近はピアノとヴァイオリンが続いていますから、それ以外(もすかすると指揮&オーボエ:シェレンベルガー、というのもあり得るかも)。交響曲はズバリ、ブラームスの1番か4番と読みました!(とはいえ全く根拠はありません・・・)

 12月の来日では、ほぼ間違いなくシェレンベルガーが第九を振るのだと思います。もしかしたら超サプライズで、ヘンデルの「メサイア」というのもあるかも。

 次にくらしきコンサートの関係。一番多いパターンは年に2回開催で、うち1回はオーケストラ+もう1回はソリストあるは室内楽、というパターン。ということで(こんな所に書いても無駄だと思いますが)、個人的な公演希望をつらつらと書いておきます。

・マゼール指揮ボストン交響楽団
・大野和士指揮フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団
・ナガノ指揮モントリオール交響楽団
・エマーソン弦楽四重奏団
・アルカント・カルテット
・レ・ヴァン・フランセ
・アンドラーシュ・シフ(p)
・ピョートル・アンデルシェフスキ(p)

 どれも超大物ばかりですが、一流の中の超一流を招聘(そして中高生に安価なチケットを提供する)するうことをコンセプトにしているくらしきコンサートだけに、どれも実現可能性はありそうです。

 他に気になったのは、アイスランド交響楽団の復活です。ヨーロッパの金融危機による国家財政破たんによって来日中止、そこからよく立ち直ったと思います。プログラム次第で関西方面への遠征も検討します。アシュケナージだとシベリウスよりもラフマニノフとかの方がいいかも・・・
 それから、大植英次指揮ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニーが掲載されていませんでした。本家のHPには日本ツアーの日程がまだ掲載されているので、たぶん大丈夫だとは思うのですが・・・う~ん、どうなんでしょう・・・(カジモトが情報を落とすなんて、ちょっと考えられないしなあ)、これも今後の動向が気になります。
 


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チケットゲット2題~大フィル定期後半、大阪クラシック [クラシック雑感]

 今日・・・日付が変わったので昨日ですね。大フィルの定期演奏会チケット後期分の発売日でした。なかなか予定通りには事が運ばずに、チケットを譲ることが多いのですが、それにもめげずに行きたい2回分のチケットをゲット。

「第474回定期演奏会」
日時:12/5(木)、6(金)
指揮:クシシュトフ・ウルバンスキ
独奏:フセイン・セルメット(ピアノ)
曲目:ペンデレツキ/広島の犠牲への哀歌、モーツァルト/ピアノ協奏曲第18番、ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」

 ウルバンスキは初めて振った時もチケットを買っていましたが(ショスタコ10番)、都合がつかず身内に譲りました。その身内の評判や、大フィル・ファンの方々の口コミを見ると大変な才能の持ち主なのは間違いないようです。『大フィル次期常任に!』との声も少なくないようですが、またしても東京に持って行かれてますね
http://tokyosymphony.jp/pc/urbanski/index.html
 ベルリン・フィルデビューも近いようですし、今のうちに聴いておかないと、(P.ヤルヴィみたいに)大フィルサウンドで聴く機会も今後は少なくなるかもしれません。

  余談ですが、今日は昼休みに電話予約する時間が無く、夕方に電話を掛けたのですが、どちらもC席(3階バルコニー席1列目)のわりと良席が残ってました。売れ行きが若干心配ではあります。ウルバンスキだけは絶対聴いといた方がええと思うんだけどなあ・・・

 それから次は

「第475回定期演奏会」
日時:2/20(木)、21(金)
指揮:ガエタノ・デスピノーサ
独唱:マグダレーナ・アンナ・ホフマン(S)
曲目:ワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」第1幕前奏曲~“イゾルデの愛の死”、マーラー/交響曲第4番

   デスピノーサは最近国内オケによく登場する名前ですが、2月定期は大フィルにとって重要なサイクル(大植音楽監督時代には監督自らタクトを取り、東京遠征しているサイクル)ですし、ワーグナーとマーラーというプログラムを見ても、この指揮者への期待の高さが伺えます。

 下野さんの戦争レクイエムも、エリシュカのドヴォルザークも魅力的だったんですが、日程が合わなさそうなので取りあえず様子見です。

 
 
 ついでに3日には大阪クラシックのチケットが発売されました。

 最終公演のチケットは無事ゲットできましたが、ローチケや電子チケぴあなどが繋がりにくくなっていたり、関西方面のローソン店舗のロッピーもなかなか繋がらなかったとのこと。ちなみに岡山の店舗のロッピーは直ぐに繋がりました。

 途中、大フィル事務局さんのツイートから「ぴあは電話予約だと繋がる」という情報も流れたり・・・、こういう一連の流れは今後のチケット取りの参考になりそうです。
 
 自分は大阪クラシックの日程を1週間読み違えてしまい。もし1週前の日程だったら休みの段取りができそうだったので、木~土の3日間参戦出来たのですが・・・。今年は最終日のみの参戦になりそうです。
 12日のオーケストラ公演「永遠に語り継がれる愛の物語」なんかは、めちゃめちゃ面白そうなんですけどねぇ(プログラムも2月定期と一部かぶってて、『聴き比べ』的な楽しみもあるし)。
 
 今回は、最終公演が当日朝に整理券を配布する方法から、前売りチケット制に変更になりました。地方の人間にとっては、これはありがたい。当日の朝7時ごろから並ぶ・・・というのはなかなか難しいですからね。

 ただ、最終公演の会場はもう少しキャパのある会場の方がいいかも知れません。中之島の公会堂という、大阪の近現代史の証人とも言える建物で開催するという意義はありますけどね。
 ザ・シンフォニーホールは、旧市街からは外れているので、やはりここは朝日新聞にも一肌脱いでもらって、フェスでの開催に期待したいです(今回はフェスはミュージカル公演があるので無理っぽいですが)。
 
 他にも有料公演が増えたり、公演開始時間をうまく重ねて、1か所にお客さんが集中しすぎないようにしたり・・・と、事務局さんの苦労が偲ばれますね。

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自分の『家』に入れなくなっていました [クラシック雑感]

 ようやく、自分のブログの管理画面に入ることが出来て、ホッとしています。

 というのも、先々週からso-netに突如ログインできなくなっていたんです。したがって記事の更新も出来ずにおりました。いつも入力していたアカウント・パスワードが撥ねられるんです。
 「これは、アカウント乗っ取りか?」と思いましたが、乗っ取られる気配もなく・・・

 とりあえずブログの件は放置して、同じパスワードを使っているwebサービスのパスワードを片っ端から変更するのに5日間。それから原因解明にとりかかったところ、原因はどうやらso-netの運営にありました。

 so-netのアカウントは、メールアドレスと同じものを使っておりましたが、不正ログイン等の防止のため、so-netが強制的にログインIDとパスワードを変更するという措置を取っているようです。
 その強制変更後のID/パスワードはso-netメールで連絡が来ていたと。

 しかし自分はso-netメールを全く使っていないため、その連絡に気が付きませんでした。

 そして7月下旬のある日、自分のブログにログインできない・・・という事態になったわけです(笑)

 なんとかso-net側と連絡を取って、ログインできるようになりましたが、これがまた時間がかかった(怒!) 問い合わせフォームに入力して送信しようとしたら、『まずはこちらをご確認ください』とチェック画面が出て来る、それを全部クリアーしてもまた別のチェック画面が出て来る。。もう堂々巡りです。

 ブログというのは自分の家みたいなものです。大家が来て勝手に鍵を付け替えられて、『これじゃー家に入れない!』と苦情を言いたくても、たらいまわしにされて、なかなか自分の家に入れてもらえない。そんな感じでしょうか・・・

 so-netブログをお使いの皆さん、so-netメールもちょくちょく確認した方がいいかも・・・です。ある日突然、自分のブログに入れなくなるかもしれません。


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おめでたい・・・が、複雑な心境 [クラシック雑感]

 東京フィルからはまだ正式発表は有りませんが、ロンドンのホールから発表されている情報によると、来年、大植英次氏が東京フィルを率いて、ロンドン遠征が行われるようです。

 ともかくおめでたい事であるし、大植さん&東京フィルの皆さんには大いに張り切って演奏してきて頂きたいですね。

 ただ、心情的には、9年も音楽監督を務め、現在もなお国内のオーケストラでは大植さんと強い関係を有している、大フィルとの海外遠征がいまだに実現しないことに地団太を踏みたい衝動に駆られます。

 大植さん&大フィルの海外遠征・・・これほど大阪という都市の力、あるいは文化を世界に知らしめるチャンスは無い筈・・・なんですが、そいいうことを仕掛ける人も元気もお金も、大阪という町には無かったということでしょうね。そして、海外での経験や、世界中どこでも観客の心を掴んできた大植さんの手腕を生かして、一挙に海外遠征の企画を組んだ東京フィルは天晴れ!というほかはないんでしょうね。なんだか大阪という町のどん臭さと、東京という町の抜け目のなさを象徴しているようで面白いですねェ、ハハハ・・・(乾いた笑い)

 例の市長の耳を疑いたくなるような発言が世界に波紋を広げ、大阪という街の評判も『こういう首長を圧倒的な支持率で選出した』ということで、地に落ちた感がありますが、それを挽回する一つの方法として大フィルの海外遠征(あるいは文楽でもいいと思います)によって、大阪がもっと文化的に懐の深い街であることを知らしめる、というのが考えられます。現行の体制ではたぶん検討すらされないと思いますが・・・


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岡山シンフォニーホール“離れ(ばなれ)”?? [クラシック雑感]

 岡山音協のホームページに、チェコ国立ブルノ・フィルの来日公演の情報がアップされました。11月9日の14:00開演ということで、くらしきコンサートのヤルヴィ&パリ管とは時間帯がズレましたね。

 ダブルヘッダー、いっとく??

 いやいや、他の日程を見ると、ブルノ・フィルはまたもやドヴォルザークの新世界より、になりそうなので、まあ、今回はええっかなーという感じです。それに2時間のコンサートを半日に2回聴く、というのは絶対に消化不良を起こします。関西コンサート遠征でも、ダブルヘッダーはしないようにしているので。

 それはおいといて、会場は岡山市民会館なんですな。岡山シンフォニーという良質のハコがありながら、なんでまた・・・と思いましたが、価格を見て納得。ソンフォニーの時より2~3000円は安いなァ。
 たぶんホールの賃料が安いので、チケット代もディスカウントできるんでしょうね。
 6月の田部京子&カルミナ四重奏団も岡山市民会館での開催。これも同じ狙いでしょうか?でもなあ、せっかくの岡山が世界に誇る良質なホールがあるのに、納得がいかないですね。それにただでさえ収支が良くないという噂を聴く岡山シンフォニーホールの経営がますます悪化しないか?心配です。


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5月17日(金)のかぶりっぷりもハンパないです・・・ [クラシック雑感]

 前回のエントリーで、同じ日に行きたいコンサートがかぶっている話題を書いた後に、そういや・・・、と思い出した(笑)

 今週末の5月17日(金)は、かなりすごいことになっている。

 ヒラリー・ハーン バイオリン・リサイタル@倉敷市民会館
⇒自分はこれに行くことにしましたが

 アレッサンドロ・カルボナーレ クラリネットリサイタル@ルネスホール

 佐渡裕指揮 シエナ・ウインド・オーケストラ@岡山市民会館

 にプラスして、岡山シンフォニーホールでも、人気ジャズバンドのコンサートがある。

 岡山県内の拠点ホールのほとんどで、著名アーティストが惜しげもなく押し寄せている1夜。すげー・・・って言ってる場合じゃない。
 どれもこれも滅多に来ない人達なのに、なんでこうもかぶるかなあ。。。

 アレッサンドロ・カルボナーレは、岡山で聴くことが出来る機会は今回だけの可能性が高いと思われるので、これが重なっているのを知ったときは、かなりマイッターって感じでした。

 岡山の聴衆の皆さん、カルボナーレの超絶技巧と美音、あるいは佐渡&シエナの情熱爆発コンサートがどんなんだったか、また教えてくださいませ。


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