白川南通と「ぎをん小森」 [旅行]
大阪クラシックは、9月12日の第61公演の1公演のみになりましたが、大フィルのブログを見ると「やっぱりもう一つ二つは行けば良かったかな・・・」と思ったりもしますね。今年は心と体の疲れを回復させることを主眼に置いて、その後は京都でゆっくり過ごしました。
阪急で京都に向かいます。連れは「JRで来るより楽!」。阪急の乗り心地は昔から本当に感心させられますね。新大阪線が開通すれば県外から京都へのアクセスの選択肢が増えるんですが。
四条西洞院の宿に荷物を置き、祇園方面に向かいます。
宮川町の路地裏にある、裏具という祝儀袋やメモ帳などを取り扱う雑貨店
元々はお茶屋さんとして建てられた見事な建物に息を飲みます。祇園でお茶屋遊びなんて、たぶん一生出来ないでしょうから、こうしてお茶屋の内部を見れるだけでも貴重な機会。
わらびもち。ほとんど甘さを感じないですね。本当に美味しかったです。嫁さんは「小森あんみつ」なるスペシャルなメニューを・・・
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いい温泉に、いい景色に、極上の料理の宿が・・・ [旅行]
夏に1泊して、その料理の素晴らしさに感動して、11月にも再び泊まってしまった宿。大芦高原温泉 オーベルジュ kira karacho さんが、営業休止ということになり、非常に残念な思いをしています。
食べかけの写真があったり、 写真を撮り忘れたりしていて申し訳ない。とにかく、料理が本当に美味しかったのです。食器もkira karachoオリジナルのものを使って、レストランも町営の頃とは雲泥の差、落ち着いた空間にプロデュースされていました。
お食事も地元の棚田米を使ったりするなど、地元の食材にこだわってらっしゃったし、オーベルジュということで、湖畔のコテージに宿泊して、食事はレストラン、しかも温泉付きで1万円少々という破格のお値段でした。1泊3万円クラスの旅館の料理だったし、市内の料亭であれば、食事とお酒だけで1万円するでしょう。次は5月のGW中に予約しようかと思っていた矢先でした。
宿の近くからは雲海が見られました。
雲海を見た後の朝食も素晴らしかった!窯で炊いた棚田米のおいしいこと!ごはんを3杯も食べてしまいました。こんな素晴らしいオーベルジュが無くなってしまうのは残念です・・・
若い料理長さんはどうされるのかな。あれほどの腕を持った方なら引く手数多でしょうが、あの料理を岡山県北のど真ん中のオーベルジュで楽しめる、というところが良かったのにな。
避暑地 [旅行]
岡山でも37℃を超える酷暑となったこの日、辛坊たまらんということで避暑に。
高原についた瞬間は『涼しい・・・』と思いましたが、外気温は30℃、感覚がおかしくなってる?地元も『30℃やこう、超えるたぁ、ねかったんじゃけどなぁ』
美しい棚田
棚田を超え、山を越えて突如姿を現す、おされカフェ
いいリフレッシュになりました
駅プランで、大阪まで安く出かける [旅行]
大阪まで遊びに出ること(殆どがコンサート遠征)の多い筆者ですが、JR西日本の『駅プラン』に、いいものを見つけました。
大阪ステーションシティ ショッピングプラン(日帰り)
岡山発着:8,800円で、大阪ステーションシティで利用できる商品券が3000円分ついてきます。ということは・・・
なんと、実質5,800円で新幹線の往復乗車券が買える!ということに!
コンサート遠征の往復に、非常に使える切符ではないか。
百貨店の商品券なんて食品売り場に行けばなんぼでも使ってしまいます。嫁さんと、ちょっとリッチな昼食をとって、スイーツ売り場でお土産やおやつを買えば楽勝で使っちゃうでしょうね。
利用する条件としては・・・
・利用する日の3日前までに申し込みが必要。
・2名様以上での申し込みが必要。
ということぐらいか。
比較の意味で、大阪までの往復交通費を整理してみると・・・
新幹線(e5489利用、指定席)
岡山⇒大阪市内往復 10,700円
新幹線(チケットショップの回数券利用)
岡山⇒大阪市内往復 10,000円
こだま指定席往復切符
岡山⇒大阪市内往復 7,000円
鈍行
岡山⇒大阪往復5,840円 (チケットショップ昼特などを利用5,300円)
なんと鈍行と変わらない料金ということに・・・。近いうちに利用してみるかな。
ミュージアム通り・・・芸術の街、理想と現実 [旅行]
土曜日に、井原市立田中美術館に行った。岡山県の西の端まで行ったのは、これを鑑賞するためである
展覧会の感想は、また後日という事で、今日は小旅行の記録を・・・
井原市までは鉄道を使った。岡山から清音までJR、清音からは井原鉄道に乗車。岡山からだと1時間15分程度。一般道を使っていくのとあまり変わらない所要時間。
井原鉄道には初めて乗ったが、車内は近代的で、関西の新快速の車両のような雰囲気。トイレもちゃんとついている。乗客もそこそこいて、降りる人もあれば乗る人もあり、ということで、常に席が埋まる感じだった。岡山・倉敷側と福山側の両方の流動があるためだろう。
車窓はなかなか良かった。これは高梁川を渡るところ。思ったよりスピードを出して快速で走る。
井原鉄道は1999年に開業。国鉄時代からの計画路線だが、国鉄の経営難、バブル崩壊などを経て、地元の悲願がようやくかなった。
沿線は意外に、といったら失礼か・・・けっこう人家が建て込んでいる。これなら鉄道の需要はそこそこあるのかも知れない
井原駅。那須与一のゆかりの地という事で、弓矢のイメージがモチーフになっている。
これは『矢の中』
駅前から延びる道は、その名も「ミュージアム通り」。市立田中美術館を中心とした、芸術の街づくりをしているようだ
しかし、それにしても歩いている人が少なすぎる・・・、市街地は碁盤の目状に区画整理されているが、駅前の『一等地』にも空き地が目立つ。実際、駅は街のはずれ、というポジションなのか?実際、国道は車がひっきりなしに行き交い、駅前とは対照的だった。
ショッピングセンターは撤退したらしく、無残な姿をさらけだしている・・・
『駅前』で、ネズミ捕り!?クルマ社会の縮図のような、なんだかシュールな光景・・・
一方、市役所は立派な建物だった。
ただし、土曜日の5時を過ぎても部屋に明かりが灯り、ご苦労さんという感じだ。
近代的な鉄道が開通し、綺麗な街路と近代的な市役所庁舎が建った頃には、既に地域の地盤沈下は始まっていたのだろうが、地元ゆかりの芸術家、平櫛田中の業績を展示するために1969年に建てられ、街のシンボルとなっていた。その田中美術館を核に、芸術の町として再興を期したのかもしれない。
その成果か、美術館はなかなかお客さんが多かった。県立美術館のへたな企画展よりも客足はいいのでは?さすがに天下の「松方コレクション」。
ただし、多くの客の中で、井原鉄道に乗って、街の中を歩いてやってきたのは、僕らを含めて数人というところか?駐車場には車が溢れかえっていたが・・・
交通機関を使って、自分の足を使ってきたお陰で街の雰囲気が良く解ってよかった。『文化・芸術では食っていけぬ』とは、どこかの大都市の市長の弁だが、大阪では違和感のある、この言葉も、ここ地方都市では現実味を帯びて迫ってくる。良質な企画展で、お客さんの入りが良くても、館のそばの駐車場から行きも帰りも街にお金を落とす事もないのだろうな・・・
ただし・・・『銀座』は賑わっていた!
帰りの井原駅。ディーゼルカーが、満席の乗客を乗せて走り出したのが、救いといえば救いかな?