姫路市文化コンベンションセンター『アクリエひめじ』大ホール [コンサートホール]
コンサートホールのカフェテリア [コンサートホール]
昨日のエントリーで、ザ・シンフォニーホールのカフェテリアについて取り上げましたが、それじゃあ、他のホールはどうだっただろうか?と思い、またこのネタで書いてみようと思います。
ただ、自分は演奏中にトイレに行きたくなったら困るので、休憩時間にはあまり水分は摂らないタイプ。あまりネタらしいネタは持ち合わせてないのですが・・・
大阪のホールといえばフェスティバルホールですが、新フェスにはまだ1回しか行ったことが無く、それも休憩なし1曲勝負のプログラムだったため、まだラウンジには行けていません。ただ、旧フェスティバルホールのラウンジの印象が強く残っていて、中学生の時に初めて行ったとき、シャンデリアがつるされる瀟洒な空間でワインを飲む大人たちを見て、雰囲気に圧倒されたのを覚えています。新フェスのラウンジにも次回行ってみようと思います。
京都コンサートホールと兵庫芸文センターは、どちらもホール内カフェテリアと建物内のレストランがありますが、レストランの方はそれなりのお値段がするのと、周辺には食べるお店はいくらでもあるので、レストランの方にはほとんど(兵庫芸文の「イグレック」で1度食べたのみ)入っていません。ただ、誰かをエスコートして出かけたとき、コンサートの余韻が冷めないようにホールの建物内で食事がとれる、というのはポイントが高いですよね。
カフェテリアは兵庫は2か所にあって、サイドバルコニー裏の方はあまり混まないので穴場かもしれませんね。京都の方もスペースが充分にあるので、ゆっくりと休憩時間を過ごせます。
他にも神戸の松方ホールは、ロビーから直接出られるバルコニーがあって、メリケンパークからポートアイランドまで、神戸港の景色が一望できるんですよね。カフェテリアでドリンクを受け取って、外で飲むのも良し。持ち込んだペットボトルの飲み物を飲みながら景色を堪能するのもよし。このロケーションだけで行く価値がありますね。
僕がコンサートホールのカフェテリアで一番だと思っているのは、わが地元、岡山シンフォニーホールです。カフェテリアには岡山珈琲館が入っていて、コーヒー専門店の入れたての珈琲が楽しめます。岡山珈琲館というのは岡山っ子に愛されているチェーン店。京都のイノダコーヒーや名古屋のコメダコーヒーのような存在、といえば分かりやすいかな?
飲み物も持ち込みが禁じられていないことが多く(※ただし主催者に要確認です)、テーブル席は立食ですが、窓側に座れる場所もあるのでゆっくりと休憩できます。
軽食もパンやドーナツがリーズナブルに売られているので、おなかが空いていても『ホールに行けば何かある』という安心感がありますね。
ただお店の方にお聴きするところでは、コンサートの日も月に数日しか無く、営業時間も実質開演前と休憩時間のみということで、ハッキリ言って採算が取れないということだそうで・・・、このあたりの事情はどこのホールでも同じかもしれません。これからも岡山のコンサートに出かける楽しみとして、ずっと開店し続けてほしいです。
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ザ・シンフォニーホールのカフェテリアのリニュアル&飲物持ち込みOKに [コンサートホール]
ザ・シンフォニーホールが、朝日放送から(株)ザ・シンフォニーホールへ経営権が変更になり、昨年末に新しいデザインの「シンフォニア第1号」が送られてきていました。ようやくじっくり読みましたが、そこに個人的に気になる事が書いてあります。
『お飲み物の持ち込みは可能に変わります。お飲み物を召し上がっていただけるエリアをロビーに作る予定です。食べ物の持ち込みに関しては引き続きご遠慮いただきます。客席での飲食に関しては、固くお断りしています』
ようやく飲み物持ち込み可になったか~と・・・。自分は一定の時間ごとに薬を飲まなければならないので、いつもミネラルウォーターを持って歩いているんですが、他のホールではそこまで言われないのに、ザ・シンフォニーホールだけはホワイエや休憩スペースですらも、水を飲んでいると係員が飛んできて、『飲み物は持ち込み禁止です!』と言われることが多かったのです。『薬を飲む必要があるので』と説明しても、『2階のトイレに冷水器があります、とにかく持ち込みは禁止なんです!』の一点張りでした。しかし2階のトイレもいつも大変長い列が出来ているような状況で、気軽に飲みに行くこともできません。
ルールはルールですから、守らなければならないことは理解しているのですが、例えば演奏中の私語や携帯の着信音、その他の演奏妨害行為に対しては、ほとんど対応が出来ていないのに対し、飲み物の持ち込みを見つけると、文字通り『すっ飛んでくる』というアンバランスな執念を燃やしているように見受けられました(苦笑)。おそらくホール内の店舗での売り上げ目標か何かがあって、そのための規制という事情もあったのでしょう。
こういう風に厳しい規制が敷かれているからか、ザ・シンフォニーホールの前の公演には、ホールに入る前に飲み物を飲んだり軽食を食べたりしている人が沢山居ます。自分は福島駅に早く着いても、ヴィド・フランスのイートイン・コーナーで軽く食事をとりつつ時間をつぶすことが多かったです。
コンサートホールに求めるニーズは様々、徹底的に上質な空間を提供する、という方針も有りだとは思います。しかし、ホール内のラウンジでサンドイッチと紅茶を頼むと、冷えていて特に美味しい訳でもないサンドイッチに1,000円ぐらい取られます(それでも昔はけっこう美味しかった記憶があるのですが・・・)。北浜の蝸牛庵のようなサンドイッチが出て来るなら1,000円払ってもいいとは思いますが、あのサンドイッチでは・・・という内容。
座席も立ち席で、ホール内へ向かう人・トイレに行く人の動線とも重なって落ち着かない場所にありました。挙句の果てにコンサートが終わって帰りには売れ残ったパンを袋に詰めてワゴンセールのように売られており、コンサートの余韻に浸っているときに、これでは雰囲気がぶち壊しやな~と思ったことも何度もありました。。。
経営者が変更になって、本当のおもてなし・コンサートという非日常空間の演出という面で、観客の目線に立ったサービスを提供してほしい。シンフォニア第1号を見て、少し期待が持てるのかな?と思います。
今月から「ザ・シンフォニーホール・カフェ」が開店し、座ってゆっくり食べられるスペースも大幅に増やすとのこと。ホールの中でゆっくりと時間を過ごせる場所がある、というのはコンサートの満足度にも関わると思います。施設も手狭でなかなか難しい部分もあるでしょうが、新しい経営者の手腕とホスピタリティに期待したいと思います。一番肝心のホールの音響は、今なお国内随一なのですからね。
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