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おめでたい・・・が、複雑な心境 [クラシック雑感]

 東京フィルからはまだ正式発表は有りませんが、ロンドンのホールから発表されている情報によると、来年、大植英次氏が東京フィルを率いて、ロンドン遠征が行われるようです。

 ともかくおめでたい事であるし、大植さん&東京フィルの皆さんには大いに張り切って演奏してきて頂きたいですね。

 ただ、心情的には、9年も音楽監督を務め、現在もなお国内のオーケストラでは大植さんと強い関係を有している、大フィルとの海外遠征がいまだに実現しないことに地団太を踏みたい衝動に駆られます。

 大植さん&大フィルの海外遠征・・・これほど大阪という都市の力、あるいは文化を世界に知らしめるチャンスは無い筈・・・なんですが、そいいうことを仕掛ける人も元気もお金も、大阪という町には無かったということでしょうね。そして、海外での経験や、世界中どこでも観客の心を掴んできた大植さんの手腕を生かして、一挙に海外遠征の企画を組んだ東京フィルは天晴れ!というほかはないんでしょうね。なんだか大阪という町のどん臭さと、東京という町の抜け目のなさを象徴しているようで面白いですねェ、ハハハ・・・(乾いた笑い)

 例の市長の耳を疑いたくなるような発言が世界に波紋を広げ、大阪という街の評判も『こういう首長を圧倒的な支持率で選出した』ということで、地に落ちた感がありますが、それを挽回する一つの方法として大フィルの海外遠征(あるいは文楽でもいいと思います)によって、大阪がもっと文化的に懐の深い街であることを知らしめる、というのが考えられます。現行の体制ではたぶん検討すらされないと思いますが・・・


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