【ニコ生】東京交響楽団 名曲全集 第177回 Live from Muza! 指揮:ジョナサン・ノット [ストリーミング]
月イチのニコニコ生放送で「東響サウンド」を堪能するのが、楽しみになっている。
アンコールに「花の章」が演奏された本公演は、5月21日(土)まで、無料でタイムシフト(見逃し)配信しています!
? 東京交響楽団 TokyoSymphony (@Tokyo_Symphony) May 16, 2022
ご視聴はこちら https://t.co/PLrmtBnZhs
極限まで柔らかく、ニュアンスたっぷりに仕上げた牧神、日本初演の現代音楽を圧倒的な技術の高さで表現したデュサパン、でも、ここまではある意味想定通り。
驚いたのはブラームスの交響曲第3番。自分が聴いてきたノット&東響の音源から、サクサク行くのかと思いきや、全くその逆。かなりのスローテンポで柔らかくじっくりと気の長いフレーズを紡いでいく。でも、聴いていくと斬新な解釈と思っていたテンポやフレージングは「これ以外に無い!」と思うような説得力に満ち溢れている。聴いていて本当に心地よい。どこまでも澄み渡る青空のような爽やかさ。いや、これはもはやこの世のものとは思えず、彼岸の先の理想郷かも知れない。
そして最終楽章に入って、美しさはそのままに音楽が疾走を始める。ホント鳥肌が立ちっぱなしの演奏。
岡山シンフォニーホールのステージで馴染みのある方のお顔も。フルートの畠山さんは今回は2番に座る。そうそうコンサートマスターには「THE MOST」の小林壱成さん。
東響によると、ノットは「未来に向かって前に進んでいく作品を選んだ」そうだ。聴き終わったあと、自分の中でエネルギーが沸き起こるような演奏だった。これ、音源で発売されたら絶対買うね!