SSブログ

【ニコ生】東京交響楽団 名曲全集 第177回 Live from Muza! 指揮:ジョナサン・ノット [ストリーミング]

 月イチのニコニコ生放送で「東響サウンド」を堪能するのが、楽しみになっている。




 極限まで柔らかく、ニュアンスたっぷりに仕上げた牧神、日本初演の現代音楽を圧倒的な技術の高さで表現したデュサパン、でも、ここまではある意味想定通り。

 驚いたのはブラームスの交響曲第3番。自分が聴いてきたノット&東響の音源から、サクサク行くのかと思いきや、全くその逆。かなりのスローテンポで柔らかくじっくりと気の長いフレーズを紡いでいく。でも、聴いていくと斬新な解釈と思っていたテンポやフレージングは「これ以外に無い!」と思うような説得力に満ち溢れている。聴いていて本当に心地よい。どこまでも澄み渡る青空のような爽やかさ。いや、これはもはやこの世のものとは思えず、彼岸の先の理想郷かも知れない。

 そして最終楽章に入って、美しさはそのままに音楽が疾走を始める。ホント鳥肌が立ちっぱなしの演奏。

 岡山シンフォニーホールのステージで馴染みのある方のお顔も。フルートの畠山さんは今回は2番に座る。そうそうコンサートマスターには「THE MOST」の小林壱成さん。

 東響によると、ノットは「未来に向かって前に進んでいく作品を選んだ」そうだ。聴き終わったあと、自分の中でエネルギーが沸き起こるような演奏だった。これ、音源で発売されたら絶対買うね!

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。