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岡山芸術交流 Okayama Art Summit 2016 の県民優先チケット [展覧会・ミュージアム]

 10月2日から11月27日まで岡山カルチャーゾーン各地で開催される、岡山芸術交流の岡山県民向けの前売り券を買いました。

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 元々現代アートには疎くて、これだけ話題になっている瀬戸内国際芸術祭にも行ったことがないんですが、会場が自宅から自転車移動圏内に集まっているし、宇喜多氏以来400年の歴史を誇る岡山の元城下町地域を舞台に、各国の現代芸術家による作品展示が行われるということで気軽に楽しみたいと思います。

 ところがですね・・・

 開催2週間を切った地元の岡山。

 全っ然、盛り上がってない!!

 周囲の人に言っても「何それ」状態で、前売り券をJTBに買いに行っても「あまり出ていませんね~」との店員さんの声。
 
 9月26日現在で、岡山の観光ホームページにもバナー広告すら載っていません。しかも、『瀬戸内国際芸術祭+岡山の旅』というコーナーもあるのですが、そこには岡山芸術交流の事は一言も載っていない。

 本来は相乗効果を狙っていくべきなのに、どうしたことでしょう。役所はやる気あるのか?

 全国的には、現代美術の愛好家には、それなりに注目されているようで、「えっ、このアーティストもお日本に来るの?」というような、国内ではなかなか見ることが出来ない作品もあるようです。 

 生まれて初めて買った美術雑誌の「美術手帖」。絵描きが趣味の自分の親父が買っていたので、なじみはある雑誌でした。

 10月号のとじ込みを切り取ると、『Okayama Art Summit 2016 Guidebook』になります。ああ、開催地の岡山は静まり返っていても、コアな業界内ではホンマに話題なんやな~。

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(以下はどうでもいい話 飛ばしていただいてOKです)

 岡山に住んで早20年ちかく。長く住んでいると色々耳に入ることもある。官民合わせて4億円もかけてやる事業(そのうち県・市は1.5億円出資)なのに、その県と市が運営する観光連盟のホームページに一言も触れられていない、なんていうのは、ちょっと背筋が寒くなりますな。

 色々言い分のある人は居るでしょうが、足を引っ張る人やサボタージュする人は、まったく外が見えていないんでしょうね。

私が言いたいのは「あんたら、こんな田舎の地方都市の中で、誰が気に入るじゃー、気に入らんじゃー言うてとる場合じゃねかろうが、このおおあんごうが」と。
 
 東京・大阪・ニューヨークでも記者会見をして、美術専門雑誌にも取り上げられて、この状況で足の引っ張り合いをしている。この町がこれまで度重なるチャンスがあったにも関わらず、相も変わらず発展せえへんわけですよ。
 
 まあ、僕は元々岡山の人間じゃない。十数年後にリタイアした時、岡山の街がこういうアートイベントが無くなり、オーケストラやクラシックなどのメインカルチャーの文化が廃れ、歩いてもまったくつまらない街になり果てていたら、とっとと関西へ帰ります。

 
人が逃げ、芸術家は避けてとおり、人材が集まらず街がとめどなく衰退する。『井の中』からじゃなく、もう少し鳥の目線から街を見つめて、岐路に立っているという認識が必要。


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