SSブログ

BOXモノCDを買わなくなった [クラシック全般]

 最近、激安廉価BOXモノのCDを買わなくなってきました。未知の曲、秘曲・珍曲の類は、ナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML)で探せば、ほとんど事が足ります。そして最近SONYあたりから発売が相次いでいる、50年代60年代の録音は著作権切れのためにネットでダウンロードできる時代。

 そんなわけで、長い間維持してきたHMVのダイヤモンド会員も失効しています。ただ、そんな中でも自分が本当にほしいBOXモノCDはお金を惜しまず購入しています。去年購入してヒットだったのが、次の2つ。

 ギュンター・ヘルビッヒ指揮、ドレスデン・フィルのハイドン、ロンドン交響曲集
hydon.jpg
 モダン楽器のいぶし銀サウンドで聴く、ハイドン。ピリオド奏法全盛の時代に聴く、この古色蒼然としたハイドン、すごく気に入っています。

 ハイティンク指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管のブラームス、協奏曲・交響曲全集
haitinkRCO.jpg
 この録音のうち、ブラームスの1番は学生時代に聞いたことがあったんですが、その当時は「味も素っ気も無い演奏やなあ・・・」と思っておりました。で、今聴いてみると、これは素晴らしい!一音一音が瑞々しく、インテンポで進む音楽の中に充実感が漲っていて、はち切れんばかりのハリのある音楽が展開していきます。RCOってホンマにええオーケストラでんなあ!ソリストもシェリング・アラウと超豪華。シェリングのVn協奏曲は自分の中で長らく愛聴盤として君臨していて、単発のCDも持っています。

  数年前は、新しいBOXモノが出るたびに箱買いしていたんですが、ベートーヴェン交響曲全集とか、R.シュトラウス管弦楽曲全集などのように、同じ指揮者・同じオケの演奏する、同じ作曲家の同じジャンルの全集が、一番使いやすいし、実際に良く聴いています。

 一方で、シャンドス30周年記念ボックス、とか、グラモフォン111周年記念ボックス、などのように、レーベルが独自にまとめたBOX-CDは、購入直後こそ物珍しさが手伝って聴きますが、そのあとは本当に聴かなくなりますねぇ・・・。なんでって、その箱の中に何が入っているか、一目でわからなくなるから・・・まあ、それが一番大きな理由ですね。

 今後は、あまりレーベルの企画モノに踊らされないようにしたい(笑)

 あとは、現在活躍中の演奏家のCDや、演奏家・エンジニアの魂のこもったSACDは、引き続きコツコツ買っていこうと思っています。


nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 2

コメント 2

MU

確かに。ほんとにそう。
いろいろ入ってるBOXものは
買わなくなったかも。

何入ってるかわかりませんよね。
買っておいて無責任ですが。。。

あ。私はCD買ってないで、LP聴かないと。
by MU (2013-01-28 23:22) 

ヒロノミンV

>MUさん
 企画モノのBOXは、いろいろ入っていてお得感はあるんですが、後々に聴くかどうかというと、ビミョーな存在です。
 LPだと存在感はハンパないでしょうから、存在を忘れる・・・なんてことはなさそうですね(笑)
by ヒロノミンV (2013-01-29 20:12) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。