ブロムシュテットのブルックナー4番を反芻する [クラシック全般]
先月11日に聞いた、ブロムシュテット&バンベルグ交響楽団のブルックナーの4番が、まだ頭の中から離れないでる。特に、第3楽章の狩りのスケルツォの旋律が、ずっと頭の中をグルグル回っている。
ニコニコ動画に、ブロムシュテットとドレスデン・シュターツカペレの81年来日公演@東京文化会館の映像を見つけた。
これが、先日に聴いたバンベルグ響とのブルックナーを思い出すような名演なんよなあ!
音質はあまりよくないが、このコンサートもまさに名演奏だった事は充分に分かる。決してミスのない完璧な演奏という訳ではない。しかし、なんと瑞々しい音楽だろうか、なんと生命感あふれる音楽だろうか。音はさすがにドレスデンSKの独特の音。なのに、なんでバンベルク響とのコンサートの事を思い出したかというと・・・
主題の終結部、この動画で言うと1:05ぐらいからの見せ場なのだが、弦の高音のトレモロに金管が高らかに吠える場面(1:23)で、ブロムシュテットが高らかに笑いながら、天井を見上げるんだな~。この瞬間、何かに解放されたように、美音の洪水が天井から降ってくる。31年経った今も、このブロムシュテットのタクトはまったく変わらないなあ、オーケストラの反応も同じだなあ・・・と思ったわけです。7:13あたりでも同じような場面があるけど、カメラがティンパニーのゾンダーマンを抜くんだけど、これがホンマにいい表情をしてる(笑)
あ~あ、バンベルク響との4番の録音。出ないかな・・・NML限定でもいいから・・・
バンベルク響の奏者とたちが語る、ブロムシュテットの音楽
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19105412
ブルックナー4番はバンベルク響の「核」ともいえる曲です。たんに演奏回数が多いというだけでなく、我々の心の中心にある曲でもあります。
いわば、指揮者もブル4を振らせたら世界一の指揮者で、オケもブル4を心の中心にある曲、という・・・。あの名演は生まれるべくして生まれたのだね。
以下は、今回のバンベルク響来日公演で、ブルックナー4番を聴かれた方の記事。自分の覚書のためにリンクさせて頂きました。
じゃく3さんのブログ。僕が思い切って西宮に駈けつけたのは、この記事がきっかけでした
http://plaza.rakuten.co.jp/jyak3/diary/201211070000/
東条先生
http://concertdiary.blog118.fc2.com/blog-entry-1510.html
小松克彦さん
http://blog.goo.ne.jp/komatsu0529/e/fd8ca139b94a63848b5f78889d9b6759
http://d.hatena.ne.jp/taknakayama/20121107/p1
http://mashi1978.blog97.fc2.com/blog-entry-156.html
http://opera-ghost.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-51e2.html
http://yuichi-higuchi.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-d8e9.html
http://angebleu.exblog.jp/19515133/
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