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大フィルの来季プログラムを覗き見してみた [クラシック全般]

 大フィルの来季のプログラムが発表されてるようですね。

大フィルのホームページへ

 いやいや、これはなかなか魅力的なプログラムが並びましたね!5月は久々にフェドセーエフの登場で、マンフレッド交響曲ですか!これは平日でなければ必ず聴きに行くところだが・・・、うーん、悩ましいな

 そして、井上ミッキーがトゥランガリラをやりますか~、今年は広響(秋山監督指揮)が9月に取り上げてたのに、聴きに行けなかったんですよね・・・。この曲は死ぬまでに一度は聴いておきたい曲です。あとミッキーとは『青ひげ公の城』まで・・・。プログラム全体を見ても、もし『首席客演指揮者:井上道義』と書いてあっても違和感のないぐらい、来季の屋台骨を支えてはりますね。
 それから時期常任(と勝手に僕が思いこんでいる)下野さんの戦争レクイエム、これも聴きもの、その上土曜日開催とな!はい、購入決定(笑) 
 ウルバンスキの再々登場に、エリシュカ翁がついに新世界を披露。この指揮者を呼ぶからには、この曲しかないやろ!というツボを押さえているように思います。

 そして、なによりも注目なのが大植桂冠がいよいよ『裏レパートリー』を炸裂し始めたこと。ラヴェルの「子供と魔法」、これは本当に楽しみ!
 大植さんは大フィルの監督に就任した時、「まだ楽団の中に生きている朝比奈隆の魂とともに」を標榜して、朝比奈時代からの王道プログラムと、ご自身のレパートリーの中でも、十八番中の十八番を投入して来られました。ブルックナーの7~9は何度も取り上げ、チクルスを組んだベートーヴェン・ブラームス・チャイコフスキー、どれも朝比奈御大のレパートリーでした。
 ご自身のレパートリーの中からは、英雄の生涯をはじめとするR.シュトラウス、火の鳥、春の祭典、幻想交響曲、あるいはショスタコ・ラフマニノフ・マーラーなどは得意な曲に絞ってプログラムに乗せて来られています。 
 これにはファンの間で「大植さんの回は少々保守的なのではないか?」という声もあったようですが、僕は大植さんの『自分のレパートリーを拡げるために、大フィルを使わない』という決意が分かった時に、本当にこの方は大フィルに対して敬意を持って接してるんだなあ、と感銘を受けました。

 しかし、これからは桂冠指揮者として大阪のお客さんを喜ばせるプログラムに期待したいです。「大植英次」という指揮者を堪能するのは本当はこれからだと思います。
 これから何年・何十年も大フィルとこういう面白いプログラムが出てくると思うと本当に楽しみです。時期的にも夏休みが取れる時期で助かりました。これは駈けつけたいと思います。座席数が少ないと思うので、発売日即ゲットだな。

 いやあ・・・ほんでも、フェドセーエフのマンフレッド交響曲、なんとか後半だけでも聴きに行かれへんもんやろうか・・・

youtubeから、『マンフレッド交響曲』、チャイコフスキーが作った旋律の中で最も美しいメロディー達が、惜しげもなく投入されています



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ぐすたふ

お久しぶりです。このブログに、なんとか辿り着きました(笑)。

記事、同感です。道義さん、来々期はヒロノミンさんが書いておられるように、「首席客演指揮者」に正式に就任、となるのではないでしょうか。大植さんが桂冠になっておられる以上、監督になるのはちょっとはばかられるでしょうし。

ともあれ、来季はぐっと楽しみなシーズンになりそうで、今からワクワクです。
by ぐすたふ (2012-12-24 00:47) 

ヒロノミンV

>ぐすたふさん
 ご無沙汰しています。途中でブログを移転しておりまして、お手数をおかけしました。
 大フィルのポストは大植さんの意思を尊重すると、下野さんのような若い世代にバトンタッチするのが理想だと思いますが、経営環境(というより大阪市の行政対策)や音楽性、行動力やカリスマ性などを勘案すると、井上氏に歴史をつないで頂くのがバストな選択なのではないかと思います。
 そうすれば広上&京響、井上・大植&大フィル、小泉・沼尻&センチュリー、デュメイ&関フィル、児玉&阪響、と関西のオーケストラの陣容が、非常に層の厚い魅力的な布陣になるような気がします。
 来シーズン、何回行けるか分かりませんが、本当に楽しみです!
by ヒロノミンV (2012-12-25 00:17) 

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