岡山芸術交流コンサート 岡山市立オリエント美術館 [コンサート感想]
岡山芸術交流 × おかやま国際音楽祭2016 コラボコンサート
岡山フィルの団員さんによる、恒例の秋シーズンの室内楽のコンサート。今回は岡山芸術交流の開催期間と言うことで、オリエント美術館中央ホールに展示されたワイヤーのような現代アート作品の横での演奏となりました。
毎回、このホールでプロの演奏を聴くと感心するのですが、この会場は石造りの神殿のような建物で、聴衆にとっては音楽が神々しく鳴る感じで気持ちがいいのですが、残響過多だと演奏者にとっては自分の音が聞こえにくいでしょうし、少しでも音に雑味が入ると、その音がずっと響いてしまう。
その点、今回のメンバーにとっては勝手知ったる会場ということか、今回のコンサートも見事な演奏で楽しませてくれた。特に「真田丸」は、三浦文彰さんのソロの部分を近藤さんが演奏、これが聴き応えがあった。ツボにはまったのが杉山さんの司会で、脂の乗った(決して油ぎった・・・ではない!→会場に居た人しかわからないネタ)演奏でも楽しませてもらいました。
こういうコンサート、もっと増えてほしいですね。岡山は「オーケストラのある街」ですから。
岡山芸術交流にちなんで、現代音楽を色々な場所で演奏する(打楽器アンサンブルで、スティーブ・ライヒの曲をやるとか)ような企画があれば、乱立する地方初現代アートイベントとの差別化になるし、音楽愛好家と美術愛好家の市民同士の交流にもなるのでは?と思います。
あいちトリエンナーレでは、そういうのをやってるみたいですね。http://aichitriennale.jp/about/index.html
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