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岡山フィル 2016/17シーズンのプログラム [各地プロ・オケ情報]

 岡山フィルから来期のラインナップが正式発表されました。岡山フィルが年間スケジュールを発表するようになって5年ぐらいたちますが、やはりこの時期に発表してくれるのはありがたいです。

 事務局さんのfacebookに『※都合により曲目の変更が生じる場合がございます。ご了承ください。』という但し書きがありましたけど、恐らくクラシックのコンサートによく行っている人にとっては、プログラム変更や出演アーティストの差し替えなどは日常茶飯事のこと。コンサートというイベントは日時と会場を指定して「聴きに来てください」という、映画などの他の娯楽と比べるとある意味ハンデがある以上(その分、生演奏はそれ以上の感興をもたらせてくれる)は、開催日だけでも出来るだけ早く伝えるというのが、満席への第一歩だと思うのです。

平成28年6月5日(日) 岡山シンフォニーホール 
第50回定期演奏会
 指揮/ハンスイェルク・シェレンベルガー
曲目/ベートーヴェン/交響曲 第1番 ハ長調
マーラー/交響曲 第1番 ニ長調「巨人」

平成28年9月25日(日)・岡山シンフォニーホール
岡山シンフォニーホール 25周年コンサート

平成28年12月11日(日)・岡山シンフォニーホール
岡山フィル ベートーヴェン『第九』演奏会

平成29年1月15日(日)・岡山シンフォニーホール
第51回定期演奏会
指揮/ハンスイェルク・シェレンベルガー
ソリスト/ヴァイオリン:松山冴花 チェロ:ウェン・シンヤン
曲目/ チャイコフスキー/幻想序曲「ロメオとジュリエット」
        ロココ風主題による変奏曲
        J.シュトラウス/喜歌劇「こうもり」序曲
     サン・サーンス/序曲とロンドカプリチオーソ
     R.シュトラウス/歌劇「バラの騎士」組曲

平成29年3月25日(土)・岡山シンフォニーホール 
第52回定期演奏会
指揮/ハンスイェルク・シェレンベルガー
曲目/ベートーヴェン/交響曲 第6番 ヘ長調「田園」
   ベートーヴェン/交響曲 第5番 ハ短調「運命」

(その他、親子deクラシック、アイム・ア・ソリスト などの企画演奏会があります) 

 正式発表前に、シェレンベルガー氏のホームページなどから予想した日程はほぼ当たっていましたが、 定期演奏会は4回ではなく、3回ということで、おかやま国際音楽祭の時期(10月)に岡山シンフォニーホールの25周年記念演奏会を開催するということのようですね。

 以前、このブログでR.シュトラウスの『薔薇の騎士』組曲をメインにしたニュー・イヤー定期を提案したことがありました→来年1月の岡山フィル定期(2014.4.17の記事) 

 『結構盛り上がると思いますし、せっかくドイツの王道の音楽づくりをするシェレンベルガーがタクトを取るのですから、ウィンナーワルツ・ポルカばっかりでは物足りない!』

 まさに、私の願いを聴き入れて下さったようなプログラムにたいへん驚いたわけです。 シェレンベルガー氏の想いと、自分の希望が一致したということでたいへんうれしい偶然でした。

 個人的な問題として、今の職場に残留であれば、例年、休みが取れない日になってしまうんですが・・・。 なんとか行けるように調整してみたいと思います。

 定期演奏会の「マイ・シート」は、来年度も発売。S席5000円が、3階で10,500円。今年度より600円値上がりしています。さすがにあの値段では採算が割れてしまった!?
 マイ・シートの指定席の年度更新が無く、新たに募集する形のようで、正直、これは残念に思います。指定席の年度更新のメリットは、以前書きましたので。引き続き要望していきたいと思います。

 あと、マイシートの発売日が木曜日なんですよね。こういうの、やっぱり土日に発売すべきだと思いますよ。平日の発売だといい席を有閑マダムかリタイア組・自由業の人しか買えませんからね。でも、岡山フィルが開拓すべきなのは学生や若い世代、あるいは働き盛りの世代でしょう。20年30年とオケを支えて行く聴衆を育てるためにも、京響や兵庫PACのように土日に発売日を設定することも検討する必要がありますよね。


 あと、岡山フィル以外にも、岡山シンフォニーホールの主催公演の日程が発表されています。 

平成28年7月1日(金) 岡山シンフォニーホール
NHK交響楽団 特別演奏会

平成28年11月19日(土) 岡山シンフォニーホール
カメラータ・ザルツブルグ 岡山公演

 N響はオフシーズンに入る時期なので、例えばパーヴォ・ヤルヴィの指揮は期待できそうにない。最近の放送を見ると、P.ヤルヴィの指揮の時は、非常に熱量の高い演奏が期待できるのですが・・・。N響も世代交代して以前のようなことは無いと思いますが、地方公演でも熱演を期待したいものです。

 カメラータ・ザルツブルグはシェレンベルガーの指揮ですね。実は、僕が来年一番楽しみな演奏会だったりします。


 そして、岡山シンフォニーホールと岡山大学が(ちょっと尋常ではないぐらい!特に岡大が)力を入れている、Junko Fukutake Hall(通称:Jホール)でのコンサートシリーズです。

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 レインボーコンサートって、かつては岡山フィルの楽団員が公民館や老人ホームなんかに行って、慰問公演をするっていう感じだったのに、このJホールでのシリーズになってから、面目を一新しました。

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 拙ブログでは何度も取り上げていますが、まず、会場が凄い。まず、あの岡山大学鹿田キャンパスの敷地内にSANAA建築設計のこんな最先端の建物(海外の建築デザイン誌にも掲載されているそうな)が建っていること自体が驚愕なのに、そこで行われる月イチのコンサートが凄くて、これまでもにシェレンベルガー&アナ・シュース、新イタリア合奏団、デジュ・ラーンキなど、時々ビックリするようなメンバーが登場してきました。
 こんなコンサート、大学のキャンパスの中でやっているの、国立では岡大ぐらいじゃないでしょうか? 

 来年は極め付けのプログラムですね。上の一覧表はアーティストの宣材写真はカットしたために、登場メンバーの名前までカットしてしまいましたが、詳しくは岡山シンフォニーホールのチケットセンターで貰えます。

 いきなり4月に、有希マヌエラ・ヤンケ&エマヌエーレ・セグレという、大原美術館ギャラリーコンサートでもおなじみのメンバーが登場。
 7月は新イタリア合奏団のコンマス:フェデリコ・グリエルモさん(このホールが気に入ったんでしょうかねぇ)、10月にはドイツのジーゲンバッハ合唱団に、来年1月はシェレンベルガー&松山冴香&ウェン・シンヤン(なるほど、1月定期のメンバーが室内楽も披露するわけですね)。大阪のいずみホールやフェニックスホールだと5000~6000円ぐらいは取るであろうコンサートが1500円で聴ける。これは岡山ならではの貴重な機会です。

 それから一昨日にくらしきコンサートの案内も到着し、

平成28年6月23日(木) 倉敷市民会館
第99回くらしきコンサート
山田和樹指揮 バーミンガム市交響楽団
ベートーヴェン/エグモント序曲
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番(独奏:河村尚子)
ベートーヴェン/交響曲第7番

 というプログラムも発表されています。

 くらしきコンサート、第100回はこの秋~冬、そのプログラムも気になりますね。

 ざっくりとまとめてみましたが、まだまだリーデンローズやポポロ、大原美術館ギャラリーコンサートも発表されていきます。来年度も結構岡山の演奏会だけでも結構充実していますよね。


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