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最近の読書2013年10月 [読書]

最近読んだ本の中から、メモしときたいものをいくつか

脱グローバル論 日本の未来のつくりかた 講談社

脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

  • 作者: 内田 樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/06/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 このメンバーが集まれば、流れとしては反自由主義、反グローバル化、反橋下的政治に行きつきます。しかし、イケダハヤト・高木新平という二人の若手論客の存在がいい触媒となって、その後のオジサンたちの対談も熱を帯びていきます。最後の凱風館(内田先生の私塾)での対談ではTPPの本質へグイグイ迫る議論に、自分自身も色々と考えさせられました。 

 

モーニング 小路幸也 著 実業之日本社文庫

モーニング Mourning (実業之日本社文庫)

モーニング Mourning (実業之日本社文庫)

  • 作者: 小路 幸也
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2010/12/04
  • メディア: 文庫

 真吾の死、その葬儀のために集まった大学時代の親友・ルームメイト達が、複雑に絡み合い封印されてきた過去を一つ一つほぐしていくような東京へのロング・ドライブの車内が舞台。
 素敵な思い出に彩られた学生時代の甘酸っぱい過去は読者の心を懐かしい気持ちにさせ。ある大切な人との暗い過去の思い出は胸が締め付けられる思いがします。
 通勤電車や仕事の合間ではなく、家の中で一人っきりでゆっくりと読みたくなる本でした。

 

ホームタウン 小路幸也 著  幻冬舎文庫

ホームタウン (幻冬舎文庫)

ホームタウン (幻冬舎文庫)

  • 作者: 小路 幸也
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 文庫

 妹の木実の失踪、それを追ううちに妹のフィアンセまでもが失踪していることを知る主人公の柾人。兄妹にのしかかっていた黒い過去を置いてきた旭川で、柾人を過去・現在を支えてきた脇役たちとの捜索劇が展開される。
 この小説はミステリーとして読むと物足りないかもしれませんが、小路幸也一流の人間ドラマとして読めば、感じるものが多いです。
 最後に柾人が住み込んでいる家のおばあちゃんとの会話のシーンにすべてが救われる思いがします。  


世界の奇妙な国境線  世界地図探究会 編  角川SSC新書

世界の奇妙な国境線 (角川SSC新書)

世界の奇妙な国境線 (角川SSC新書)

  • 作者: 世界地図探求会
  • 出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 新書

 世界地図を見ていると目につく、なんとも奇妙な国境線。その謎を解き明かしていく「雑学本」。
 しかし、バーレ市のように一つの街の中に二つの国の国境が入り混じっていても、上手くやっているところもあれば、バングラデッシュのように国境線のために現地の人々が不便を強いられているところもあったり。
 第4章では国境紛争にまつわる国境線の話題になりついつい真剣に読み入ってしまう。暇つぶしのつもりで購入した本でしたが、世界の歴史・民族・宗教・紛争について、色々と考えさせられる良本でした。 


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