グリュミオーのブラームス、ヴァイオリン協奏曲 ベイヌム&ACO [クラシック音盤]
先日の堀米さんのブラームスを聴いてから、ブラームスのヴァイオリン協奏曲づいています。改めて名曲だなあ、としみじみ思います。この2日間で何枚か聴きました。そして、今、一番『ええのう・・・』と思っているのがこれ。
ブラ-ムス:ヴァイオリン協奏曲/ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
- アーティスト: グリュミオー(アルテュール),ブラームス,ブルッフ,ベイヌム(エドゥアルト・ファン),ハイティンク(ベルナルト),ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2011/11/02
- メディア: CD
グリュミオーのヴァイオリンは本当にいいですねぇ。一音一音が本当に耳に心地よく、音がまるで人の声のように耳から染み入ってきます。
低音は黒光りするような艶と輝きがあって、高音はキュルルーと、どこまでも伸びていくような解放感があって・・・・。今、こういう独特の音を聴かせてくれるのは、オーギュスタン・デュメイぐらいでしょうか。。。
改めて聴いてみて驚いたのは、アムステルダム・コンセルトヘボウ管の音。ビロードの管と評される木管・金管の壮麗でブリリアントな響きは、もうこのころから完成されている感じがありますが、弦の音が今のRCOの音よりも、なんていうんでしょう・・・濃厚というか、南ドイツのミュンヘン・フィルやバンベルグ響のような響きがします。今のRCOの響きも、とても高次元でバランスが取れていて素晴らしいと思いますが、昔の音も味わい深くていいですね。
どうしても2楽章のオーボエsoloばかり
聴いてしまって・・・
いかがでしたか???
by MU (2013-10-15 23:46)
>MUさん
この録音のオーボエですが、シェレンベルガーやコッホのように一聴して、『おっ!』と目立つソロではありません。
でも、葦笛のような音で味わい深いです。ベイヌム&グリュミオーの描く風景の中に、何の違和感もなくはまっています。
by ヒロノミンV (2013-10-17 20:42)