岡山フィル定期演奏会 友の会会員向け公開リハーサル [コンサート感想]
シェレンベルガー首席指揮者の就任披露定期演奏会が、いよいよ明日に迫ってきましたが、本日、友の会会員向けにリハーサルの一部が公開されました。
後半のプログラムの、ベートーヴェンの交響曲第3番『英雄』の第2楽章の途中から入れて頂けました。今回のコンサートマスターは崔さんが乗っています。
詳細な感想はネタバレにもなるので控えますが、非常にいい響きです!重厚な音を響かせつつも、音尻を「スッ」と切るようにアプローチされているため、内声、特に木管の色々な響きがクリアーに響いてきて、全体的にとても清新・フレッシュな響きになっています。特に第4楽章での弦パートの温かみのある響きは、岡山フィルの良さを存分に引き出していると感じました。いや、ホント、あまりにも美しいので、リハーサルなのに涙腺緩みましたがな!
シェレンベルガー氏の「カラヤンから多大な影響を受け学んだことを岡山フィルに伝えたい」という就任当時のコメントを思い出しながら。「この温かみのある清新な響きは、カラヤンのモーツァルトのセレナーデやディベルティメントのようだ!」と感じます。
それから、例えば場面がAからB、BからCへ変わっていく場面で、入念かつ細かく指示が飛んでいたのも印象的。明日、聴きにいかれる方は、エロイカの目まぐるしく変化する場面転換の妙義を、そして、家のオーディオでは聴けないこの曲の内声部の美しさ、そして岡山フィルのフレッシュで温かみと透明感あふれる響き、これらを堪能できると思います。
これ以上は、当日のお楽しみということで・・・・。明日は僕も、もちろんチケットは確保していますが、仕事を抜けられるかどうか予断を許さない状況ですので、感想の方はあまり期待しないでいてください・・・
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