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大阪クラシック2013 第93公演 [コンサート感想]

 中央公会堂での第90公演を終えると、会場に居た人の波の6~7割ぐらいがなにわ橋へ向かいます。 大フィル自慢の弦楽パートのなかでも実力者揃いの変則カルテットです。

大阪クラシック2013 第93公演
京阪電車なにわ橋駅アートエリア

ヴァイオリン:田中美奈、三瀬麻起子
チェロ:近藤浩志
コントラバス:新真二
 
ロッシーニ/弦楽のためのソナタ第2番
  〃   /弦楽のためのソナタ第1番
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 「コミックバンド」という自称があるカルテット、その名の由来は・・・新さんの名誉のためにここでは書きません(笑)
 初めて取り上げるとおっしゃっていた第2番から演奏されましたが、ロッシーニらしいたおやかなメロディーに溢れる明るく優雅な曲調。しかし、途中でのトークでも話に出ましたが、ヴァイオリン2人のパートが非常に難しそう。なるほど言われてみれば速いパッセージの連続なんですが、田中さん・三瀬さん、そんな様子を微塵も見せない堂々と、そして優雅な演奏。 
お二人の音のキャッチボールには見ごたえがありました。

 第1番のほうは勝手知ったる曲だったとのことで、こちらは奏者通しがお互いの表情を確かめ合いながら余裕の演奏でした。
 実は僕が聞いていた場所は、視覚障碍者用の警告音が常に聞えてくる場所だったんですが、その定期的に聞こえてくる「ピ~ン、ポ~ン」という音すらも音楽にとりこまれて、心地よく楽しんでいました。これぞ大阪クラシックの醍醐味(?)。

 それから、近藤さんと新さんのボケ・ツッコミのMCも笑えました。個人的には、ファンの方が三瀬さんに花束を渡した後、新さんが「あれっ!?僕にはくれないの?」というアクションをしたのがツボにはまった(笑)

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※写真は大植プロデューサーの撮影許可が出たので、遠慮なく撮りました。

 この近藤さん&新さんと監督とのやり取りに大植さん入るとこれまた非常に面白く。話がどっちへ飛んでいくかわからないスリルも。大植さんって指揮台の上に立つと、圧倒的な存在感・オーラで、類のないリーダーシップを発揮し楽団をリードしていくけれど、普段の大植さんって楽団員さんからはどうも「いじられキャラ」みたいなポジションみたいで微笑ましかった。近藤さんの「それでは再度のアンコールは大植英次の指揮でお送りします!」との無茶ぶりに、必死のタクトでウィリアム・テルをリード!
 監督が指揮すると、カルテットでも大植サウンドになるのが、ちょっと驚きでした!
 
 この公演が終わってから北浜を散策、噂のブルックリン・ロースティングカンパニーでコーヒーを買って、そのあと歴史的建造物を見て歩きます。
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