SSブログ

2012年に聴いたコンサート [コンサート感想]

 昨年は1~3月までは仕事が多忙を極め、10月以降は身内の重病のためにコンサートにはあまり行っていないと思っていて(実は16回も行ってた・・・)、コンサート振り返り記事は書く予定はなかったんですが、僕がお世話になっているブロガーの皆さんがキチンと総括されているので、やはり自分も例年やっていたようなデータを分析する方法で整理しておこうと思います。

2012年のコンサート・ライヴに行った回数は16回。チケット代総額は58,000円、1回あたり平均3,625円でした。

◎ジャンル別
 オーケストラ:12回   ピアノ・ソロ:2回   室内楽:1回   落語:1回

◎オーケストラの楽団別
 岡山フィルハーモニック管弦楽団:3回
 日本センチュリー交響楽団:2回
 以下、1回・・・ウィーン放送響、バンベルク響、大阪フィル、カンマーフィルひろしま、岡響、保科アカデミー管、岡大響

◎指揮者別
 保科洋、秋山隆:2回
 以下、1回(おもな指揮者のみ)・・・コルネリウス・マイスター、ヘルベルト・ブロムシュテット、小泉和裕、大植英次、湯浅卓雄、山下一史、金聖響、中井章徳ほか

◎ソリスト別
 すべて1回(おもな奏者のみ)
 ピアノ:シュテファン・ヴラダー、ピョートル・アンデルジェフスキ、横山幸雄、辻井信行
 ヴァイオリン:神尾真由子、高木和弘、長原幸太、松山冴花ほか
 チェロ:ヨハネス・モーザー、マーティン・スタンツェライト

◎コンサートホール別
 岡山シンフォニーホール:8回
 以下、1回・・・ザ・シンフォニーホール、兵庫芸術文化センター大ホール、神戸新聞松方ホール、アルファあなぶきホール、大原美術館ギャラリー、ゆるびの舎、就実学園なでしこホール、 


これらの中で、もっとも心に残ったコンサートは、この2つ

大阪フィルハーモニー交響楽団 第460回定期演奏会 大植英次のマーラー9番
⇒以前聴いたNDRフィルとの同曲よりも、いっそう密度の濃い演奏。ポジティブな生命力あふれる世界観のマーラー9番、一生心に残ると思います。

バンベルク交響楽団 西宮公演 
⇒欧米の一流オーケストラが、当代きってのブルックナー指揮者を迎えて、満を持して全力の演奏を繰り広げると、これほどまでに音楽の高みを見せてくれるのか!という驚愕の名演!自分の残りの人生をもってしても、これ以上のブル4を聴く機会はないだろうと思う。

 それから、去年は聴きに行ったコンサートよりも、諸事情で行けなかったコンサートの印象が強いです。

 まず1月の小沢征爾指揮 水戸室内管弦楽団倉敷公演は、小澤さんの体調悪化で指揮者無しとなり、この時点で払い戻しを受けることを決めた。このツアーは自分にとって小澤征爾あってのツアー。いくら小澤さん本人が稽古やリハをつけていようとも、楽団員が小澤征爾の指導を思いながら、誰もいない指揮台に向かって演奏するなんて、なんだか「縁起でもない」と思ったからだ。そんなのは見たくない・・・・というワガママを通させてもらいました。
 病身のマエストロを大寒の時期に過密スケジュールのツアーと御前演奏まで組むという、命を縮めかねない興業のあり方にも疑問を持ったコンサートでした。

 2月の大植英次指揮 大阪フィル:田園&春の祭典。この時期は大変な忙しさで、チケットを取っていながら行けませんでした。そのうえ、インフルエンザで体調を崩し、2日後の岡フィル定期(ヴェルディのレクイエム)まで行けずに、痛恨の2月でした。

 10月のドレスデン・シュターツカペレ京都公演は、身内の急病のため断念。しかし、友人がチケットを買い取ってくださり、その資金でバンベルク交響楽団の稀代の名演を聴けたというのは、1枚のチケットが繋ぐ不思議な縁を感じました。ドレスデンの方の演奏は、NHK-FMで堪能しましたが、このオケの独特の響きは健在で、なおかつティーレマンの独特の解釈を堪能。放送では、現場で起こっていることの100分の1も捉えきれていないであろうと思われ、やはりこのコンビの生演奏を聴きたいと強く思いました。

 今年も身内の闘病生活が続くため、遠征の必要なコンサートのチケット購入は控えるつもり。地元岡山のオケを中心に、音楽を楽しんでいきたいです。 


nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 4

朝比奈 千歳

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

流石に何と内容の濃いことでしょう。羨ましいです。
私は今年は県内でもう少し範囲を広げて聴きに行きたいと思います。

by 朝比奈 千歳 (2013-01-09 01:19) 

ヒロノミンV

>朝比奈 千歳さん
 今年もよろしくお願いします。
 年間の公演数と金額については、毎年集計しています。上には上がありますから、58000円といえば本場のイタリアのオペラハウスの引っ越し公演なんかだと1回のチケット代で消えてしまいます(笑)
 しかし、こうしてアマオケさんも含めて公演を発掘していくと、結構満足できる音楽ライフを過ごせるものですね。
by ヒロノミンV (2013-01-09 22:50) 

じゃく3

ヒロノミンVさんこんばんは。昨年のコンサートで、大植さんのマーラー9番とブロムシュテットのブルックナー4番は、僕もきわめて大きな感銘を受けたコンサートでした。

僕も、自分自身や自分の大切な人の病気でコンサートに行くどころではないことが、これまでにいろいろありました。ヒロノミンVさんの身内の方が、早くご健康を回復されますように。

今年もよろしくお願いします。
by じゃく3 (2013-01-09 23:01) 

ヒロノミンV

>じゃく3さん
 コメントありがとうございます。ブロムシュテット&バンベルク響はじゃく3の記事を読んでいなければ、出会えていなかったかもしれません。ありがとうございました。
 身内の病気についてお気遣い感謝します。治療の方も軌道に乗り、回復を信じて祈っている状況です。
 今年お会いできるとしたら、大植さん&大フィルの演奏会でしょうか?今年もよろしくお願いいたします。
by ヒロノミンV (2013-01-10 00:07) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0