2013年に聴いたコンサートを振り返る [コンサート感想]
音楽鑑賞専門のブログを閉鎖して、音楽以外のことも書き残しておきたく思い、こちらに移って来てから1年3か月が経ちましたが、やっぱり音楽ブログみたいになってきました(笑)
やはり、自分の生活の中で文章に綴るに値する出来事というのは、コンサートやCDでの音楽体験なんだということが分かります。
今年は4月に人事異動があり、日曜日出勤が義務付け、土曜日の出勤も多くなりました。それによってコンサートへ出撃する日程の組み方も様変わりしました。こうして一年を振り返ってみると『岡山って、土・日のコンサートがホンマに多かってんな~』と思います。例年であれば必ず駆けつけたであろう楽団のコンサートを沢山聞き逃しました。
一方で、金曜日に休みが取れることもあって、関西へ出撃することが多くなった・・・・と言いたいところですが、わが社ではウチ以外の職場は金曜日もバリバリ動いているので、会議や打ち合わせが入ることが多く、なかなか思うように関西へ遠征に行けなかった、というのが実情です。特に大フィルの定期演奏会は、調子の乗って5月・6月・9月・12月のチケットを確保しておきながら、どれも行くことが出来ませんでしたし、最も悔やまれるのが赤穂国際音楽祭に行けなかったことかなぁ・・。
最終的には2013年のコンサート・ライヴに行った回数は19回で、これは例年より少し少な目という程度。チケット代総額は48,100円、1回あたり平均2,531円でした。
◎ジャンル別
オーケストラ:12回 室内楽:6回 器楽ソロ:1回
◎オーケストラの楽団別
岡山フィルハーモニック管弦楽団:4回
大阪フィルハーモニー交響楽団:4回
海外オーケストラ:2回(サンクトペテルブルグ響、パリ管)
以下、1回・・・広島交響楽団、岡大響
◎指揮者別
大植英次:3回
ハンスイェルク・シェレンベルガー:2回
以下、1回(おもな指揮者のみ)・・・パーヴォ・ヤルヴィ、飯守泰次郎、井上道義、飯森範親、三ツ橋敬子、保科洋
◎ソリスト別
すべて1回(おもな奏者のみ)
ピアノ:松本和将、田部京子、小曾根真、ジャン・フレデリック・ヌーブルジェ
ヴァイオリン:堀米ゆず子
トランペット:ルベン・シメオ
フルート:野津臣貴博
ソプラノ:スザンネ・ベルンホルト、森麻季
アルト:アネリー・ペーポ
◎室内アンサンブル別
大フィルメンバー:2回(大阪クラシック)、カルミナ四重奏団、カンマーフィルハーモニーひろしまメンバー、ルネスホール「室内楽のつどい」メンバー、デュオ・クラングフォル、カルテットVION
◎コンサートホール別
岡山シンフォニーホール:5回
大阪市中央公会堂:2回
以下、1回・・・フェスティバルホール、岡山市民会館、倉敷市民会館、神戸国際会館、アルファあなぶきホール、福山リーデンローズ、ルネスホール、岡山県天神山文化プラザ、大阪市役所玄関ホール、京阪電鉄なにわ橋駅アートエリア、日本福音ルーテル岡山教会、岡山バプテスト教会
一番下のコンサートホールを見てみると、今年は一度もザ・シンフォニーホールに行っていないんですねぇ。こんな年は久しぶりじゃないか?
今年のベスト・コンサートを振り返ってみると、まず挙がるのはパリ管弦楽団の倉敷公演です。ここ数年聴いてきた海外オーケストラの公演を思い返してみると、2009年のバイエルン放送響@倉敷や2012年のバンベルク響@西宮などが強く印象に残っていますが、このパリ管の公演はそれらを凌駕するかも・・・と言っていいような深い印象を残しました。
そして、10月のシェレンベルガーの岡フィル首席指揮者就任記念定期。地元ファン、20年応援してきた思い入れがそう感じさせるのかもしれませんが、これほど岡山フィルが輝いている瞬間は無かった!これで岡山に世界に向けて胸を張って紹介できるオーケストラが誕生した。そう感じた瞬間でもありました。
そして、今年はとりわけ室内楽のコンサートに足を運んだ1年になりました。ようやく開眼した、といったら大袈裟ですが、6月に聴いたカルミナ四重奏団、そして守屋剛志さんを中心とするルネスホールでの若手の五重奏。この2つのコンサートがきっかけで、今まで見えなかったものが見えるようになった、感じれるようになったと思っています。
一方で、ピアノ・ソロのコンサートにはほとんど足を運ばなかった1年に。ピアノのコンサートが本格的に苦手になりつつあるかもしれません・・・。来年は岡山出身の3人のピアニストによる、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会プロジェクトが始動しますので、そちらをチャンスにピアノ独奏の演奏にも開眼したいところです。
今年、素晴らしい演奏を聴かせてくれたすべての音楽家の皆さんに、感謝!!
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