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この度、岡山市は「桃太郎市」に改名いたします [岡山]

 反響は凄いようです・・・

徹底した「二番煎じ」大反響…おしい!桃太郎市

  • 2013年 01月29日 19時19分
  • 提供元:読売新聞

  岡山市は29日、高谷茂男市長が市を「桃太郎市」に改名し、「おしい!桃太郎市」というキャッチフレーズを発表する架空の記者会見の動画を市ホームページ特設サイトに公開した。
 動画は約50秒で、最後に高谷市長の頭に鬼の角が生えた姿が映し出され、「2月1日、真実が明らかになる」と締めくくっている。
 注目を集めるため、香川県の「うどん県」への改名や、魅力を自虐的に表現した「おしい!広島県」のフレーズをあえてまねたという。午前10時〜午後5時のアクセスだけで20万件を突破し、市広報課は「予想以上の反響」と驚く。
 広島県の湯崎英彦知事は「『二番煎じ』と言われかねない中で、ここまで徹底してやるのはすごい」と感心していた。

 岡山市役所のホームページ

 you tube の動画
 http://youtu.be/ENjygVLpUgA

 言わずと知れた『うどん県』と『おしい!広島県』の二番煎じ。特設サイトも手作り感全開で、まるでwindows95時代のホームページビルダーで作ったかのような、ある意味レトロな雰囲気を醸し出している。
 市長のコメントも「みなさまからさらに愛されるハイセンスな先進都市を目指して頑張りますので」という、狙ってやっているとしたら面白すぎるコメント。個人的には結構、こういうの好きなんですけど・・・・自分の職場での周囲の反応は、かなりビミョーでして、「恥ずかしい」「また広島・香川にバカにされる」などなどの反応が(笑)あんまし、こういうことにはノリのいい県民性ではないので、それも計算に入れて動いた方がいいかもね。


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岡山マラソンって必要? [岡山]

 最近、ちょっと気になったニュース

『総社市長、岡山のマラソン中止要望   吉備路マラソンとの競合指摘』

この件に関する総社市長のブログ 

 東京マラソンに端を発する都市型マラソンブーム。大阪・神戸の大成功を目の当たりにして、3匹目・4匹目のどじょうを目論んで、岡山マラソンは計画されているのだろうと思う。大会規模は15000人程度とのこと。
 それにしても2014年というと今から2年後だ・・・。なんだか悠長な話だな~

 一方、1981年以来の歴史がある「そうじゃ吉備路マラソン」。総社のマラソンと岡山のマラソン、別にそれぞれで開催すればええやん、と思われそうだが、そもそも吉備路マラソンは、岡山県の財政難による支援の大幅削減が一因となって2003年に一度中止された経緯がある。その後、総社市や関係者の努力が実り、2009年に再開された。総社市としては、「県庁はカネが無い無い、といって梯子を外したのに、都市型マラソンがブームになるや否や、ポンとお金を積んで岡山でマラソンをするなど、あまりにも調子がよすぎるのではないか?」という、納得のいかない部分があったのだと推察する。

 岡山市街地での都市型マラソンには様々な課題があるようだが、一番の問題は、開催日の交通が完全にマヒしてしまうことだろう。東京や大阪、神戸であれば、地下鉄などの鉄道網での移動手段が担保されているが、クルマ社会・バス社会の岡山での開催となれば、完全に交通網はマヒしてしまうだろう。

 それから岡山で都市型マラソンとしての『風景』に、全国のランナー達が魅力を感じるのか?という疑問もある。東京・大阪・神戸は普段の道路はクルマと人であふれ、人々の日常の足は縦横無尽に走る地下鉄などの鉄道網である。そんな大都市の道路を交通規制し、当日はランナー達で溢れ、普段はスーツを着て満員の地下鉄で移動していた人たちが、自分の足で街の風景を見ながら走る。日常の舞台が究極の非日常舞台 になる、そのギャップにこそ魅力があるのだろうと思う。
 東京マラソン、大阪マラソンは、語弊はあるかも知れないが、大都市の日常生活に吹きだまったストレスを発散するところに、イベントの原動力があるのだと思う。東京や大阪の平日ラッシュ時の道路や歩道を歩こうものなら、地方暮らしの自分なんかはヘトヘトになってしまう。岡山に帰ってると、抜けるような空と目に入る街路樹、程ほどの人どおりにホッとするものだ。
 岡山は道路も広いしビルの背丈も低い。別に交通規制などしなくても走ろうと思えれば走れなくはないし(信号には引っかかったりするだろうが)、普段から「晴れの国」と言われる真っ青な広い空が堪能できる。
 そんな岡山市内でマラソンを開催するとなると、西川緑道公園沿いや旭川・後楽園沿いを走れば、なかなか魅力的なコースが設定できそうだが、どうも現状の計画ではビルや大通りを通り、県庁や市役所、地元新聞社・放送局の目の前の通りを通したがっているフシが見受けられる。 

 さらに言うと、2014年に現在のような都市型マラソンブームが続いているだろうか?そのブームは長期間持続する、ものなのだろうか?現在は東京マラソンは定員の10倍の競争率を誇っており、それに溢れたランナーたちが各都市のマラソンに分散エントリーしているようだ。しかし、このブームがいつまで続くかは全く未知数。

 以上の問題に加え、私が一番気になるのは、成功されたフォーマットをそのまま移植すれば、地域の活性化が出来るという役所の、かなり安易とも思える発想だ。

 そうじゃ吉備路マラソンのコースを見てみると、桃太郎と温羅伝説の舞台の鬼の城を眺めつつ、国内最大級の作山古墳や造山古墳などの古墳群、備中国分寺の五重塔など、岡山県南の古代の歴史舞台のど真ん中にコースが設定されている。県外(兵庫県)出身の自分からすると、岡山市街地を走るより、こちらの方がマラソンの舞台としては、よほど魅力的だと思う(過去に10kmコースで出場経験あり(笑))
 じっさい2012年の大会では14400人ものランナーが吉備路を堪能した。

 何年ブームが続くか分からない都市型マラソンに巨費とエネルギーを投入するよりも、ブームを横目に10年先20年先を見据えながら、まさに岡山の歴史の舞台で開催され、そのイベント自体にも歴史がある大会を根気良く育てていく方が、長期的に見れば地域活性化につながるのではないか?
 「えっ!都市型マラソン!?あー古い古い。これからの時代は歴史マラソンだ」と、東京や関西の流行を余裕で否定するような気概が持てないだろうか。

 都会のアイデアを地方が真似しても、言葉は悪いが田舎くさい二番煎じになるだけで、決して一目置かれるイベントにはならない。東京をキャッチアップしようとしている(その裏返しの劣等意識を持っている)限りは、オリジナルの魅力は備わらない。その地方にしかない特色を生かして、汗水垂らして、頭を捻って作りあげ、守り育てていくことこそ重要なのだと思う。

 


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岡山市街地 本屋対決!? [岡山]

 皆さんは本を買うときは、本屋で買いますか?ネットで買いますか?
 私の場合は、決め打ちで購入するときはアマゾンやHMVで買うこともありますが、やはり本屋で選びたいと思います。
 表紙の面構えで買う時もありますし、目次を見て、気になる部分を立ち読みして、『これは面白そうだ』と思って買うこともある。しかし、一番の書店の楽しみは、自分の興味関心の周縁部にある情報を、視覚的に得ていく面白さにあるのではないか?と思います。

 雑誌コーナーの見出しを見て、どういうものが流行っているのか、という発見。新書コーナーで、こういう論点に皆の関心がある(と書店が判断している)のか。また、色んな作家さんが、こんな新刊を出しているのか。などなど、書店で得られる情報というのは、本当に膨大で多様。

 幸い自分の家から自転車で15分圏内には、大手書店が3店舗あり、雑誌や文庫本主体の品揃えのロードサイド書店を含めると7~8店舗あるのではないか?かなり恵まれた環境に居ると思います。

 ここで、大手書店の3店舗について、メモとして書き残しておこうと思います


丸善 岡山シンフォニービル店
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 立地的に以前勤めていた会社に近く、またシンフォニービルの1階および地下にあるため、コンサートの行き帰りによく立ち寄ったりもするので、トータル回数では一番多く通っていると思う。
 品揃えは、『洋書の丸善』という売りがあるようですが、自分は洋書は購入したことがない(笑)。しかし美術書や図録など海外の書籍は確かに充実しているように思う。
 大学などの教科書販売でも実績があり、以前は理系の書籍の品揃えも良かったらしいが、今はだいぶ縮小したようだ。併設の文具屋での買物も楽しい。
 かなり昔からインフォメーションコーナーがあって、このあたりのサービスも岡山では先駆け的な存在だったと思う(余談ですが、『自費出版』の相談コーナーもあって、熟年の方が熱心に相談されている様子が時々見られます)。
 表町のギャラリーは無くなってしまったけれど、海外の絵本や教科書の展示があったり、秋にはカレンダーや手帳の豊富な品揃えなど、書店発信の文化創造拠点として、今なお重要な役割を担っている。
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 この丸善のレイアウトはすこぶる探しやすい。書棚の背丈が低くて、店舗内が段々畑のようになっていて、高い位置から一望できる。それと平積みのスペースを広く取っている。その平積みの本も内容を吟味されているので、手にとってついつい買ってしまう(笑)郊外のロードサイド店だと、話題性重視で、時々酷い本が平積みされている事があるが、ここはそういった事が少ないので安心できる。レジは2カ所あるが、禁酒会館側のレジは閉鎖されている事が多く、商店街側のレジはいつも混んでいる。以前は3か所レジがあったように記憶しているのだが・・・



紀伊国屋書店 岡山店
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 表町の繁華街の中心にあり、ランドマークとなっているクレド岡山の4階~5階に店舗がある。買い物のついでに寄ることが多い。ワンフロアが広大な売り場は圧巻だが、個人的には以前の7階建てのビルの時の方が、各階ごとにディープな雰囲気が漂っていて好きだった。IMAG0037.jpg

 品揃えはジュンク堂が進出するまでは岡山随一だったが、専門的な書籍は以前の方が豊富だった気がするし、ジュンク堂が進出した今となっては、どうしても品揃えに見劣りする。ただし取り寄せはかなり迅速に対応してくれて、ほとんど2・3日で来る。
 近所にはオフィス街も多く、経済・経営関係や資格試験など実務系の品揃えに関しては、他店の追随を許さない印象。店員さんの対応も非常に良い印象がある。レジは2フロアに1か所づつだが、丸善と同じくここも混んでいる。
 丸善とジュンク堂が同じ経営グループの傘下に入り、岡山に関しては紀伊国屋がこの2つの書店の挟み撃ちにあっている感があり。実務・実用系の品揃えのいい、この紀伊国屋が無くなると困る人も多いと思うので、なんとか踏ん張って欲しいところ。


ジュンク堂書店 岡山店
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 平成22年5月に岡山進出。圧倒的な品揃えと、独自のサービスで岡山の書店の勢力分布を一気に塗り替えた。元々スポーツクラブが入っていた天井の高いフロアに、背丈の高い本棚を備える店内は、私立大学の学内図書館を思わせる。
 店舗面積の印象以上に品ぞろえは豊富。専門書の充実は瞠目するものがあり。自分も仕事関係の分野やクラシック音楽の分野で、『まさかこんな本まで岡山で買えるとは!』という体験が既に多くある。
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 座り読みOK(椅子まで用意してある)のサービスもありがたい。雑誌類も充実。立地的には岡山駅に近いものの、駅からは少し歩く。岡山ビブレの中に立地しているが、ビブレの客層が若いので、ちょっと浮いた感じ。駐車場の割引を受けるためには、その若い女の子向けの店舗のサービスカウンターに行かねばならず(汗)、出来れば店内で割引手続きが受けられるようにして欲しい。
 市役所筋を挟んで向かいの林原跡地を含めたイオングループによる再開発によっては面白い立地になりそう。
 僕自身が神戸の出身で、子供の頃から馴染みがある本屋さんなので、現在は一番贔屓にしています。店内の雰囲気も、三宮のサンパルにあった店舗に似ている気がします。

 この3店舗の特長を勝手に(笑)まとめると、選びやすさの丸善、立地の紀伊国屋、品揃え(と座り読み?)のジュンク堂、といった感じになるでしょうか?この3店舗を中心に岡山の書店文化を牽引して行って欲しいと思います。


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