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bloggerにサブ・ブログ:「hironominのプレイリスト」を開設しました [自己紹介]

 音楽を聴くときは、NMLやSpotifyなどのストリーミングサービスが主になっておりますが、お気に入りの音源が多くなるにつれ、プレイリストの管理に支障が出てきました。

 現在、Spotifyはプレミアム(有料)プランに加入。メジャーレーベルも含めて、かなりの音源が網羅されていて、洋楽やジャズも聴けるのが嬉しい。AIのおすすめ音源も少しひねりが効いていて、新しいアーティストとの出会いも楽しい。ただし、クラシックや洋楽を網羅的に音源を探す際には英語で検索をかける必要があります。い
 その点、日本語でタイトル整理が出来ているNML(ナクソス・ミュージック・ライブラリー)は、検索性に優れていますが、限られたお小遣いのやりくりの関係で、個人会員は現在解約しており、岡山県立図書館の利用者サービス(無料)を使っています。当然、プレイリストの管理機能はありません。
 Spotify、NML(図書館利用者サービス)ともに、感想を書き込む機能はなくまた印象に残った演奏を1箇所に集約し整理したいこともあり、GoogleのBloggerにサブ・ブログ「hironominのプレイリスト」を開設することにしました
数ある無料ブログサービスの中で、今回google bloggerを選んだ理由は

1.広告が入らない。
→このメインにしているブログの運営が、so-netからseesaaに移ってから、明らかに広告の質が落ちた。パソコン画面の広告はオフにしていますが、今やアクセスの7割を占めるスマホ用画面での広告が、性的な漫画や怪しい健康食品など当ブログの記事の内容や読者の方々とは無関係そうなものが表示されることが正直、鬱陶しい。bloggerはgoogleのアドセンスをオンにしない限り広告は表示されないことに好感が持てました。使い勝手を見てメインのブログもbloggerに移行するかもしれません。

2.容量が大きい
→bloggerのデータははgoogle driveの中に保存され、無料プランでも15GBもある。自分は元々google driveの100GBプランに入って、ブログに使う画像や素材もここに入れているので、利便性も向上して一石二鳥。

3.記事の分類が、1種類のカテゴリ分類ではなく多種類のタグ分類を設定できる。
→これが結構重要で、例えばブラームスの交響曲第1番、指揮は小澤征爾という情報の記事をエントリーする際に、メインブログのssブログは1つのカテゴリーしか設定できないが、bloggerは「交響曲」「ブラームス」「小澤征爾」という3つのタグを設定できる(g-mailでも同じようにタグ管理が出来ますよね、あれと同じ感じです)。


4.仕事でG Suiteを使いこなす必要に迫られている
→実はこれが一番の理由かもしれない(笑)googleのサービスは独特の思想に基づいた操作性があり、現在、仕事上でG Suiteを熟知する必要に迫られているので、Bloggerを使うことがgoogle特有の操作性の勉強になる。
 こんな感じで、気軽な感じのサブ・ブログを書いていこうと思っています。よろしければ覗いてみてください。
 

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オーケストラが拓く創造都市(その1:『漏れバケツ理論』について) [オーケストラ研究]

 コロナ禍の影響で、国内経済も大打撃を受ける中、地方の実体経済への影響も徐々に深刻化している。そして国内諸都市のオーケストラの経営にも、イベント中止やチケットの売上激減、企業協賛や個人賛助会員の現象などの形でかなりの影響が出ると思われる。
 2年前に、国内のオーケストラの経営状況を自分なりに分析し、岡山フィルの将来について考察する連載をエントリーしていた。その後、放置状態になっていたが、最近確認してみるとユニークアクセスが軒並み1000PVを超えるアクセス数を記録していたことに驚き、再び書く意欲に火がついた。そして、コロナ禍と2022年に開館予定の「芸術想像劇場(新市民会館)」の開館など、大きな転換点を迎えようとしている岡山フィルの未来について考えてみたい。
 ※前回までの記事へのリンク
国内オーケストラ業界と岡山フィル発展への研究(その4:安定財源を失った先にあるもの)
 上記の過去記事の(その4)で、オーケストラはコスト削減の余地が極めて小さい興業である一方で、寄付的財源(売り上げとは関係のない、履行義務や債務の生じない財源)=民間スポンサーや公的補助、の大きさで、事業展開が可能な規模が、ほぼ決まってしまう。計算式で表すと
 演奏収入 + 寄付的財源 = 楽団人件費 + その他諸経費
 となり、演奏収入には限界値があり、その他諸経費を極限まで効率的に執行したとすると、楽団人件費は寄付的財源(民間スポンサーの寄付額や公的補助金)の規模に依存する。こういう財務体質となる宿命を負っている。
 このような事を書いた。
 岡山フィルが最終目標とする「楽団の常設化」と、岡山の人々の誇りになるようなオーケストラに成長するためには「寄付的財源」をいかに確保し、安定させるか、これに尽きる言っていい。
 しかし、オーケストラ経営にとって寄付的財源の安定化は洋の東西・規模の大小を問わず、常に難題として立ちはだかってきた。行政にしろ民間企業・個人にしろ、支援を依頼するためには理論的な裏付けと説得力が欠かせない。その説得力ある理論の有力候補として、2つのキーワードに注目したい。
 それは『漏れバケツ』理論と『文化芸術の生態系』だ。
 
 『漏れバケツ理論』は近年、地方経済の活性化のキーワードとして脚光を浴びている。理論といってもそれほど難しい概念は必要ない。例えば国からの補助金や観光客誘致、特産品の販路拡大など、地方は「外貨」を稼ぐために心血を注いできた。しかし地域はいっこうに豊かにならない。それはなぜか?
 その原因をわかりやすく可視化するモデルが『漏れバケツ理論』である。せっかく稼いだお金が、穴の開いたバケツから水が漏れるように、あっという間に出ていく。その穴の所在を明らかにし、バケツに空いた穴をふさぎ、地域内でいかに循環させていくかという視点で地域経済を考えようとする取り組みだ。
 元々イギリスのロンドンに本部のあるニュー・エコノミクス・ファンデーションという団体が提唱した考え方で、一見、簡単で当たり前のように見えるが、突き詰めていくとけっこう奥が深い。
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 漏れバケツ理論は『地元経済を創りなおすー分析・診断・対策』(枝廣淳子/岩波新書)に詳しい。
 この本で挙げられた、バケツから漏れる水・・・そんな事例は岡山もたくさんあることに気づく。
◯岡山市内でイベントが開催された。外から人がやってきて一時的に地域にお金は落ちており、一定の経済波及効果はあるが、そのイベント自体のマネジメント・オペレーションは東京の事業者が仕切っていて、利潤の大部分は東京に持っていかれている。
◯市内中心部に西日本最大級のショッピングモールが出来、これまで神戸や大阪まで行かないと買えなかったものが岡山でも買えるとあって、モールは大賑わい。モールの周辺地域や駅からの導線上もたいへんな賑わいで地域が潤っているように見えるが、モール内に出店している店舗の多くが東京や関西に本部があり、最終的な利益の大部分が地域外に流出。
◯ダムの建設にあたり、国から莫大な補助金が支給され、誘致に貢献した政治家も胸を張った。しかし発注したのは東京や大阪に本社のある大手ゼネコン数社のJV。地元の建設業者は下請け・孫受けで仕事にはありつけたが、利益の大部分は地域外へ流出。
 これまでは「いかに地域にお金を持ってくるか」ばかりに目が行き、「いかに地域から出ていくお金を減らすか」はあまり考えられていなかった。実際に漏れバケツの穴を塞ぐ政策を実施している自治体の実例を見ると、地域内に入ってきたお金がどういう動きをしているのか、都道府県レベルではデータがあるが、市町村レベルではデータが無く、そもそも詳細な分析が出来るだけのデータの掘り出し作業から始めなければならなかったようだ。
 もちろん、この『漏れバケツ理論』は、自給自足や孤立主義を推奨しているわけではない。地域経済活性化のためには、地域間の経済的交流は必要不可欠なのは大前提としてある。しかし、これまで地域活性化としてやってきたことが、資本の流れをじっくり見ていくと、実は内へ資本を呼び込むどころか外へ流出する結果に終わっていることが多いのではないか?
 そうしたことを検証するために、象徴的な『漏れバケツ』という言葉で住民みんなで検証していこうというのが本来の趣旨。
 例えば、最近はブームが収まったものの、「ゆるキャラ」によるプロモーションがある。初めは自治体の担当者や住民有志が地元愛や地域外へのPRのアイコンとして開発したキャラクターが、「ひこにゃん」や「くまモン」のヒットを契機に、全国の多くの自治体がこぞってアピールするようになり、近年では大手広告代理店からの企画提案に乗る形で、何千万円もの予算を注ぎ込んでPR合戦に参戦する自治体も多いと聞く。しかしこれでは地域にお金が落ちるどころか、東京の広告代理店が儲かるばかり。
 他にも「魅力度ランキング」のように、都市や都道府県のイメージランキングの順位を上げようと、様々なPR政策を展開。しかしこれも大手メディアの広告枠とノウハウを独占する大手の広告代理店に頼るケースが多く、その報酬がどんど東京へ流出している。
 しかし、そもそもこの「魅力度ランキング」自体が、某大手出版社の影響下にあり、そこの上得意様に大手広告代理店がある。言葉は悪いが実態はマッチポンプといってもいいのではないか。魅力度ランキング自体、上位に入っている神戸市や函館市は、実は全国の中で最も人口減少問題が深刻である、というのがこうしたランキングの限界をよく表している。
 このように、地元に資本を呼び込むために行った事業が大規模化すると、企画・設計・マーケティングという高度な知識労働部分を東京が担わざるを得ず、岡山では、その手足となって動く部分のみを請け負っているため、構造的に岡山の外へお金が流出してしまう。政府が「地方創生」を標榜し資金を地方に投入しても、一瞬で東京へ舞い戻ってしまっていては政策目的が達成されているとはいい難く、最終的には社会全体でそのツケを負うことになってしまう。
 とはいえ、量的データで見ると最終的には東京に富(人材・資金)の大部分が集中する構造はおいそれとは変えることは出来ず、地域内に循環する資本の質の部分に着目し、「漏れバケツの穴」を塞いでいく作業を続けることで、少しづつ地域に潤いを戻していく、そんな地道な作業になってくる。
 この『漏れバケツ理論』が岡山においてどれだけ浸透しているのかは不明だが、「外からお金や人を呼び込むだけでは地域は潤わない」というのは、地元行政や経済界もよく分かっていて、岡山市の昨今の政策展開は「漏れバケツ理論」という視点から見てみると一本筋が通っているように思う。
 例えば、郊外の大型ショッピングモールの出店を抑制し、中心市街地の活性化策を模索しようとしているのも、『漏れバケツ』を意識した政策といえる。
 京都大学の藤井聡教授が京都市で行った調査によれば、1万円の買い物をする場合、地元商店街での買い物は5300円が地域に戻って来る一方で、全国チェーンのショッピングモールの場合はわずか2000円しか戻ってきていないそうだ。
 そして岡山フィルへの支援策の強化も、この『漏れバケツ理論』にある(やっと、このブログのテーマに戻ってきました!!)。
 
 次回以降は、地方都市が目指す理想像:『創造都市』について掘り下げてみようと思う

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岡山フィル 今シーズン(20/21シーズン)下半期のスケジュール [各地プロ・オケ情報]

 全国的に諸都市オーケストラの活動が再開されていますが、岡山フィルの本確定な活動再開は9月下旬からになりそうです。
 7月23日の山陽新聞の記事に、岡山フィルの現状の対応策が掲載されていました。
岡フィル再始動へ苦悩 活動模索 コロナで主要メンバー来岡できず:山陽新聞デジタル|さんデジ https://www.sanyonews.jp/article/1034371
 まず、首席指揮者のシェレンベルガーと首席コンサートマスターの高畑さんがドイツ在住で、日本への入国が制限されているために来日できないこと。記事にはありませんでしたが、外国在住のアーティストの場合、日本は2週間の外出自粛期間を置けば活動できるが、その後母国に帰国する際に厳しい入国制限があることなどから、他のオーケストラでも殆どの場合、日本在住の指揮者やアーティストに差し替えての公演になっています。
 他にも、2年前に就任した各パートの首席奏者の方々が関東在住の方が多く、現在は移動制限はないものの、万が一公演直前に発熱などの症状が発生した場合、一人が欠けても公演が成立しないオーケストラという特性上、リスクが大きい。シェレンベルガー・高畑コンマスに代役を立て、岡山在住の奏者のみでの公演も検討されたのでしょうが、現在は楽団改革の最中で、ようやく形「岡フィル独自の音」「岡フィルのスタイル」が見えてきた今、やはり全員集まれる環境になってから再開しようということになったのでしょう。
 10月以降の主催公演について、楽曲の差し替えなどがありますので、ここに纏めておこうと思います。
第66回定期演奏会
2020年10月18日(日) 岡山シンフォニーホール
指揮:ハンスイェルク・シェレンベルガー
独奏:郷古 廉(Vn.)
曲目:ヴィヴァルディ/協奏曲集「四季」全曲
   シューベルト/「ロザムンデ」間奏曲第3番(※1)
   シューベルト/交響曲第7番「未完成」(※1)
    ※1:チャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」から変更

岡山フィル特別演奏会
2020年12月6日(日) 岡山シンフォニーホール
指揮:川瀬賢太郎
曲目:ベートーヴェン/交響曲第5番「運命」(※2)
     〃    /交響曲第7番(※2)
    ※2:ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱付き」から変更


岡フィルニューイヤーコンサート【特別演奏会】
2021年1月17日(日) 岡山シンフォニーホール
指揮:キンボー・イシイ
ソリスト:梅村知世(Pf)
曲目:モーツァルト/歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲(※3)
     〃   /ピアノ協奏曲第21番(※3)
     〃   /交響曲第40番(※3)
    ※3:レハール/メリーウィドウ・ハイライト 他 から変更
音楽と映像と語りでたどる 桃太郎伝説が生まれたまち おかやま
2021年2月4日(木)(※4)  岡山シンフォニーホール
指揮/柴田真郁(※5)
ピアノ・作曲/山地真美
管弦楽/岡山フィルハーモニック管弦楽団

【曲目】
〈1部〉岡山城と後楽園を巡って Piano & Orchestra
〈2部〉日本遺産の旅「桃太郎伝説の生まれたまち おかやま」
  ※4:2020年6月19日から日程変更
  ※5:指揮者が沖澤のどか から変更
第67回定期演奏会
2021年3月14日(日) 岡山シンフォニーホール
指揮:ハンスイェルク・シェレンベルガー
独奏:マルギット=アナ・シュース
曲目:ウェーバー/歌劇「魔弾の射手」序曲(※6)
         ボイエルデュー/ハープ協奏曲
   ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」(※7)
    ※6:ハイドン/交響曲第44番から変更
    ※7:サン=サーンス/交響曲第3番「オルガン付き」から変更
 まず、声楽や合唱の入る楽曲を管弦楽曲に差し替えているのが目に付きます。ホール開館以来、第九を中止するのはおそらく初めてでしょう。1月のニュー・イヤー・コンサート恒例のオペラのハイライトも差し替え。岡山を拠点に活動する声楽家の方々の活躍の場が奪われていくのは心が痛みます。びわ湖ホール声楽アンサンブルなど、公演再開している声楽団体もあり、プロの声楽家であればリスク管理は可能なのではないかと思います。岡山には2022年には新劇場が開館しますが、それまでに地元の声楽家の方々が窮地に陥るようでは開館後の演目にも支障がでるでしょう。
 次に中期・後期ロマン派の楽曲がモーツァルト・ベートーヴェンなどの古典派の楽曲に差し替わっています。舞台上でのソーシャル・ディスタンス確保のためもありますが、岡山フィルのサイズは元々10型2管編成で、これより大きな編成を組むときは関西や東京からエキストラ奏者を集めてきており、そうすると移動者による感染リスクが高まります。チャイコフスキーの「悲愴は」2管編成で対応出来るが、実質的にオーケストラにとって再開1発目となるコンサートは入退場などで手間取ることが予想され、演奏時間をスリムにするための楽曲差し替え、ということなのでしょう。穿った見方をすればコレラ感染で亡くなる直前に書かれたチャイコフスキーの「悲愴」をこの時期にやるのは、演奏者も聞き手もちょっとヘビーかなあ、ということもあるかも。
 個人的には非常に楽しみにしていたサン=サーンス:「オルガン付き」は 、(あんまりそういうイメージは無いんですが)変則3管編成でパーカッションも多彩なため、ベートーヴェンに差し替わったのでしょう。
 岡山フィルはベートーヴェンの交響曲チクルスが終わったばっかりだったため、ベートーヴェン生誕250年の年としては、あまりベートーヴェンを取り上げていなかったのですが、期せずしてベートーヴェン・イヤーらしくはなりました。差し替えられた演目は近いうちに再度取り上げられるでしょうし、ことしはベートーヴェンをしっかり堪能する年にしましょうか。とりわけ、3月に取り上げられる交響曲第3番「英雄」はシェレンベルガーの首席指揮者就任披露定期で取り上げられた曲であり、岡山フィルの7年間の成長がわかる演目になりそうです。

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オーケストラが拓く創造都市 シリーズ目次 [オーケストラ研究]

 2年前に、国内のオーケストラの経営状況を自分なりに分析し、岡山フィルの将来について考察する連載をエントリーしていた。その後、放置状態になっていたが、2020年に直面したコロナ禍と2023年に開館予定の「芸術想像劇場(新市民会館)」の開館など、大きな転換点を迎えようとしている岡山フィルの未来について、『創造都市』『漏れバケツ理論』『文化芸術の生態系』をキーワードに考えてみたい。

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