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岡山フィル動画:2018年1月の特別演奏会でのシェエラザード [ストリーミング]

 ここ数日はコロナ騒動に振り回された3〜4月の疲れを取るべく、気に入ったYOUTUBE動画を寝室のコンポ(SONY CMT-SX7)で本を読みながらまったりと聴いています。その中で「これは、やっぱりすごい演奏なんとちゃうやろか!?」と思うのが、岡山フィルの2018年のニュー・イヤーコンサートのR=コルサコフ/交響組曲「シェエラザード」の演奏。
 前半の「魔笛ハイライト」もいい演奏だけれど、それに輪をかけて燃焼した演奏を聴かせてくれるのがシェエラザード。その迫力と熱気に、本を読む手が止まり聴き入ってしまうのは。
 その当時のブログの感想には、こう書きました。
 細かいダイナミクスをごく自然に表現されていることと(息が合う、というのはこういうことかと思う)、弱音部でも一つ一つの音がしっかりと演奏されていて、この曲に関してはffは近景を、ppは遠景を表していることが多く、全体を通して立体的かつパースペクティヴな音楽が、岡山シンフォニーホールの空間に響き渡った。その瞬間のなんという至福の時間であったことだろう。
 天吊の記録用マイクでの録音によるYOUTUBEの配信音声では、当日の宝石箱をひっくり返したような華やかな音がすべては再現できていないのだけれど、あの日の岡フィルの「火の玉」のような演奏と、アンサンブルの状態の良さは充分に感じられます。特に第4楽章は圧巻!(動画は該当箇所に飛びます)
 シェレンベルガーの鋭いアーティキュレーションがオーケストラに浸透していて、これほどビートの効いた切れ味の鋭いシェエラザードを僕は他には知りません。
 このコンサートには、僕の知り合いも結構聴きに来ていて、これがきっかけで岡山フィルのコンサートに足を運ぶようになった人も多いんですよね。このコンサート以降は客の入が8割を下回ったコンサートはないんじゃないかしら。今の岡フィル人気への転換点になったコンサート。
 惜しむらくは、動画のタイトルや概要情報が無くて、せっかくアップしている素晴らしい演奏が埋もれてしまっている感があること。前半と後半も別動画にしたほうがいいですね。こんな事をこんな個人ブログに書いていても仕方がないので、もちろん岡山フィルさんには伝えてありますが・・・。せっかく公開されているのに、この演奏が埋もれてしまうのは本当にもったいないわ。

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