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「中止払い戻し」「延期払い戻し」「延期チケット有効」の整理が必要 [コンサート準備]

 先週、岡山フィルからわざわざ電話があり、5月の定期演奏会と6月の特別演奏会の中止が決定したことで、3月〜6月のコンサート出撃スケジュールは完全に真っ白になってしまいました。
 岡山フィル以外にも、チケットを既に買っていた公演について、対応が様々。中止あるいは延期、その延期の中にも一旦払い戻しをするものと、チケットはそのまま有効のものなどがあり、自分でもわけがわからなくなりそうなので、一旦整理。これ、月に5回以上出撃するようなコンサートゴーアーの方は、どうやって管理されてるんでしょうか(笑)
4月5日 クァルテット・ベルリン=トウキョウ(ルネス) →中止・払い戻し(済)
4月29日 カメラータ・オカヤマ(ルネス) →開催延期・j払い戻し(済)
5月24日 岡山フィル第64回定期(岡山SH) →中止・払い戻し(口座振込)
5月26日 ベートーヴェン・フェス(Jホール) →来年1月20日に開催延期・チケットはそのまま有効
5月30日 民音名曲コンサート広響(岡山SH) →中止・払い戻し(済)
6月19日 岡山の情景を音楽で語る旅(岡山SH) →来年2月4日に開催延期・チケットはそのまま有効
 そして、岡山フィルのfacenookに、コンサートの中止連絡とともに、去年10月に共演した、ジャン・チャクムルのショパン:ピアノ協奏曲の動画の配信開始のお知らせもありました。ショパンはテレワークのお供にもいいかも知れない。
 実は見逃せないのは、必見なのは 41:30頃から、シェレンベルガーがオーボエに持ち替えて共演したアンコールかも知れない。シューマンのリーダークライスから「月夜」の演奏が夢のような美しさです。
 私としては同じ定期演奏会の後半で演奏されたブルックナーの交響曲第4番の動画をぜひに見たいのだが(一瞬アップされていたのだが、なぜか消されてしまった・・・)。
 私のような生演奏がないと禁断症状が出るような(いや、最近、駐車場から家に帰る途中に聴こえてくる子供のピアノの練習の音すら、「ああ、生の音はいいなあ」と聴き入ってしまうぐらいです・・・)タイプの人間は放っておいても(爆)コンサートに馳せ参じるでしょうが、こういう人は多分少数派で、そこまでのコアではないファンは4ヶ月以上もコンサートに行かなくなると、それはそれで生活は回ってしまう。音楽家たちがコンサート活動を再開したとき、岡山のような地方都市で以前のような客足が戻るかどうか。。。。
 前回記事にした広響や、今回紹介した岡山フィルのように、動画の配信によって、存在感を常に示しておくというのは、とても大事なことだと思う。

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オーボエ、フルート、インコのためのアメージング・グレイス!? [ストリーミング]

 6月までのコンサートの予定がほとんど消滅した今、楽しみは各地のオーケストラや音楽家が発信する演奏動画。
 今回は広島交響楽団のYOUTUBEのシリーズ動画「広響楽員からのビデオレター”早くみんなに会いたくて"」を記録しておきます。
 この10日ほどで9本というハイペースで動画がアップされており、その中には蔵川コンミスが愛犬さくらこちゃんに向けて演奏する子犬のワルツ(さくらこちゃん、お利口さんですねぇ)とか、ホルンの倉持さんの一人ホルン四重奏など、趣向を凝らしたものがあり、毎日の楽しみになっています。
 昨日公開されたオーボエの板谷さんとフルートの森川さんの二重奏は極めつけです!二重奏のアメージンググレースのはずが・・・なんとかわいいインコが演奏に参加(笑)
 私の職場でも同じ課のメンバーをAチームとBチームに分けて、接触をなるべく持たないような形でテレワークや職場が用意した遠隔オフィスで働いたり、と慣れない毎日を送り、子供が感染しないように最新の注意を払い、そして6月までコンサートの予定も飛んでしまって、息の抜きどころがなくなっていたところだったので、この「オーボエ、フルート、インコのためのアメージング・グレイス(勝手に命名)」には、久しぶりに心がほっこりしました。

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動画配信:「4台のピアノと8人のピアニストによる響演」 [ストリーミング]

 岡山で何十年先も語り継がれるであろう、伝説のコンサート「4台のピアノと8人のピアニストによる響演」の動画がアップロードされています。当日の私の感想はこちら
 長い動画なので、インデックスがわりにプログラムの曲名に、それぞれの曲の開始位置をリンクしてみました。
 
 
 
 
 松本和将さん曰く「ここまで座席が埋まったのを見たことが無い」と言うほどのぎっしり満席(動画からは見えませんが)の客席と、前代未聞の企画に挑む8人のピアニストたち。
 たぶんホールの天吊りマイクのみの録音なので、ピアノ演奏の録音としては、少々オフマイク気味。当日の会場ではピアニストそれぞれの個性が明確に判別でき、それがこのコンサートの醍醐味の一つでもありましたが、動画だとそこはなかなかわかりにくい感じになっている。
 
 しかし、メイン曲のベートーヴェンの交響曲第5番は、このオフマイク気味の録音のおかげで俯瞰的に演奏が見通せます。4人8手の演奏であっても、オーケストラの演奏に決して引けを取らない迫力。
 私が当日の演奏で鳥肌が立ったところ。「そうか、こういう構造になっていたんだ!」という発見がありました。
 こちらが同じ箇所の、オーケストラ演奏(シェレんベルガー指揮岡山フィル)。
 4名8手版を聴いたあとにオーケストラ版を聴くと、これまで気に留めていなかったパートの音や和声がはっきりと聴こえるようになり、とても新鮮に聴ける。
 ああ、2ヶ月前まではこういう熱気の溢れる演奏を、満員の聴衆とともに共有できていたんだなあ。
 それが今では、まるで世界が変わってしまった・・・と思います。
 その一方で、動画ではあっても、確かに存在した日常の中の「ハレ」の瞬間を追体験することによって、こういう日が再び訪れるまで頑張ろうという気にさせてくれます。

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無観客ライヴ配信:京響第643回定期、センチュリー響豊中名曲シリーズ [ストリーミング]

 だいぶ遅くなってしまったが、先週末の無観客ライブ配信について。
 京響とセンチュリー響がほとんど同時間帯に配信(両方ともタイムシフト配信は無し)ということで、他の作業をしながら、両方をつまみ食いして見た上での感想なので、あくまで僕の記録用としての価値しかない記事です。
 京響は「カーテンコール」での配信だったが、私の自宅のミニコンポで聴いた限りでは、音質面では物足りなさが残った。京響の実演に接してきた者として、彼らの演奏する姿からイメージする音との乖離が大きく、どうにも迫力が物足りなく、どこか遠くで鳴っているような音質だった。ネット上での感想を見ると、同じような感想を持った方が多かった。
 一方で、日本センチュリーはニコニコ生放送での配信、やはり、ニコ生のコメントを見ながら演奏を観る・聴く楽しみは格別。日本センチュリーの実力の高さ、高性能オーケストラを実感したリスナーが多いことがリアルタイムで分かる。メインのベートーヴェンの交響曲第7番の演奏には弾き込まれた。これって、本当に無観客のホールでの演奏なのか?それぐらい演奏者たちの想いの伝わってくる演奏だった、どうやら休憩時間中にニコ生のコメントを楽団員さんが読んでいたようで、ネットの向こう側に居る聴衆と演奏者が繋がれることを示したコンサートになったように思う。
 そして、ニコ生の音質も良かった。京響&カーテンコールの方は、もしかすると音割れ回避や解像度を重視して、少しマイクの感度を抑えめに設定していたのかもしれない。センチュリー&ニコ生は、かなりギリギリまで攻めたマイクの設定にしたいたのか、ものすごい迫力だった。カーテンコールの方は今年の9月からの本格稼働の予定だったのが、このコロナ禍によって前倒しでのコンテンツ配信で、まだまだこれから改善されていくことだろう。
 センチュリーの方は、小口寄付への誘導も上手くなされていて、ニコ生のコメントでも「投げ銭するぞ」というコメントもあったりした。私も素晴らしい演奏を聞かせてくれたセンチュリー響には、1000円という少額ではあるが、小口寄付をさせてもらった。
 視聴者は、画面で確認する限り、京響は21000人、センチュリーは1万人超が視聴していたようだ。
 コロナ禍によって、新しい楽しみ方としてのライヴ配信が増えていく予感がした3月だったが、感染拡大地域での10人以上の会合の自粛要請が出たため、無観客ライブ配信すら見ることが出来ない状況になってしまった。
 最後に、現在の私の言いたいことを一言で言い表している、このツイッターのハッシュタグを貼らせてもらおうと思う。

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