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ニューイヤーコンサートの概念を覆すプログラム [コンサート情報]

 先月の岡山フィルの定期演奏会でどっさり渡されたチラシの束を(今頃?)ゆっくり見返していたら、『おおっう!これは凄い』というコンサートを見つけた。
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 ニューイヤー・コンサートって、色々なパターンがあり、一番多いのはウィンナーワルツ・ポルカを演奏するウィーン・フィル型。次にNHKのオペラ・ニューイヤーコンサートのようにオペラをメインとしたもの(最近の岡山フィルのニューイヤー・コンサートはこのパターン)。ドヴォルザークの「新世界より」をメインとしたものもあるし、このゆるびニューイヤー・コンサートのような、色々なソリストが出演する協奏曲を売りにしたものもあり、岡山フィルも過去にこんなコンサートをやったこともある
 しかし、このゆるびニューイヤーコンサートは、プログラムが凄い!
 モーツァルトの交響曲第29番はとてもいい曲だけれど、岡山での演奏機会はほとんどない。
 モーツァルトの協奏交響曲は幸福感に満ち溢れた曲で、僕も過去に生演奏で聴いて(山田晃子、今井信子のソロ、あれは良かったなあ)魅了された曲。この曲も岡山ではなかなか演奏されない。
 次のショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番!これを岡山で聴ける日が来るとは!ソリストは梅村知世さんで、僕は彼女のリリース済みCDを2枚とも持っているほどのファンである(リサイタルには日程が合わず1度しか行けていないが)。彼女の強靭なピアノを聴くと「ショスタコのコンチェルトとか演奏したら凄い演奏になるだろうな」と思っていたところだった。高見さんは現在は大フィルの方だが、以前は岡山フィルの団員さんだったので馴染み深い。とても楽しみである。
 メインはバルトークの弦楽のためのディベルティメント。これも僕は10年ぐらい前に倉敷アカデミーアンサンブルで一度聴いたのみ。
 まさにニューイヤー・コンサートのイメージを覆す、ガチンコのプログラム。しかもチケット代が1500円とは映画より安いという。
 これは聴き逃せない。

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