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武蔵野音楽大学管弦楽団 岡山公演 2019 [コンサート感想]

武蔵野音楽大学管弦楽団 岡山公演 2019
※後半のみ鑑賞
(チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番 ソリスト:高橋七海(本学学生オーディション合格者))
プロコフィエフ/交響曲第5番変ロ長調
指揮:末廣 誠
2019年9月14日 岡山シンフォニーホール
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 色々と予定が噛み合わず、後半のプロコフィエフのみの鑑賞となった。
 会場は満席で、入った瞬間「座る席があるかな・・・」と心配したほどの埋まり方だった。
 念願のプロコフィエフの交響曲第5番を生演奏で、しかも岡山シンフォニーホールで聴けたことは何よりも僥倖。やはりこのホールはパーカッションや管楽器が活躍する楽曲との相性が抜群によく。ずっと家のスピーカーで聴いてきた曲ではあったが、生演奏で聴くとやっぱりすごい曲だ。プロコフィエフのセンスが光る研ぎ澄まされた躍動的なフレーズが、色彩豊かなオーケストラーションの中で立体的に響き合い、本当に濃密な音楽を形成していた。第4楽章の最後の5分間は『宝石箱を引っくり返した』という陳腐な表現では伝わらないような、体験したことがない音楽が展開されクラクラと目眩がしそうだった。(楽器の)ピアノの音がとても印象的で、ショスタコヴィチも交響曲第5番で不吉なシーンを演出しているけれど、この曲ではとても『運命的』とでもいうのだろうか、こういう効果を狙って使っていたのか、というのは発見だった。
 この曲の面白さを再認識できたのも、このオーケストラの見事な演奏のお陰であり、特に各パートのトップ奏者のレベルは高く、演奏家としてメシを食っていかれる人たちなのだろうな、と感じた。
 プロコフィエフは、よく「20世紀のモーツァルト」などと言われたりするが、まさに言い得て妙で、一番僕が感じるのは、頭のなかで泉のように湧いてくる音楽やアイデアに、筆が追いついていかないような天才性を感じる。それでいて、不協和音の連続なのに不快な音楽ではなく、そこここに美しさすら感じる。
 ホールを出た後も第2楽章中間部と、第4楽章終結部のリズムと音型が頭のなかでずっと鳴り響いている。

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