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クラシック音楽関係のラジオ番組(岡山・関西の民放) [岡山でクラシックを楽しむ]

 最近は家のスピーカーの前でゆったりと音楽を聴くことがほぼ無くなりました。
 その代わり、ラジオをよく聴いています。ラジオと言っても電波のラジオを聴くことはほとんどなくなり、ラジコ・プレミアム(月会費:350円)に登録して、エリアフリー(居住地のエリア外のラジオ局が聴ける)とタイムフリー(過去の放送を1周間以内であれば再生できる)を使って、岡山・関西のラジオ局のクラシック音楽の関連番組を聴くようになりました。コミュニティFM曲はアンドロイドのアプリの「TuneIn Radio」や「録音ラジオサーバー」などで聴いています。
 ラジオって、「ながら聴き」が出来るのでいいんですよね。特に家事なんかの作業中に聴くと、作業そのものも楽しくなってしまいます。
 NHKーFMの「ブラボー!オーケストラ」や「きらクラ」なども良く聴きますが、ここは敢えてネットでもほとんど話題にならない地元の岡山の番組や、関西の番組を紹介します。
 レディオMOMO(岡山シティFM) 毎週日曜日15:30〜16:00
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 クラシックに限らず、ジャズやポップスまで200〜300人規模のコンサートを主催するルネスホールに出演するアーティストや運営に関わる人々をゲストに招いてトークを展開する番組。パーソナリティの上別府さんも音楽好き、コンサート好きだというのがビンビン伝わってきて、音楽家へのインタビューもけっこう面白い話を引き出してくれます。最近では地元ピアニストの川島基さんが、「実はフランスのパリに留学したかった、でもドイツは音楽大学に合格すれば無償で教育を受けられる、外国人にも門戸が開かれていて素晴らしい国だった」という話がとても興味深かったです。


 FMくらしき 第5日曜日21:00〜22:30
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 放送時間が変則的で、第5日曜日がある月しか放送されませんので、年に5回ぐらいの放送です。クラボウ創業家で、経営者・財界人としても輝かしい経歴をお持ちであり、くらしきコンサートや大原美術館の経営など、倉敷の芸術文化そのものと言ってもいい大原謙一郎さんが自らパーソナリティをつとめ、くらしきコンサートや大原美術館のギャラリーコンサートで招聘するアーティストにまつわるエピソードや聴きどころを解説してくれます。海外の著名アーティストと個人的な深い親交を通じたエピソードが満載で、岡山では知らぬ者は居ない財界の超大物の方とは思えない、まるで童心に還ったように音楽について語ってくださっています。去年の内田光子さんのリサイタルの前の放送が非常に面白かったです。


 FMくらしき 毎週金曜日13:00〜13:30
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 FMくらしきのHPの説明のとおり、大原美術館の話題にとどまらず、柳沢先生がかつて在籍していた岡山県立美術館などの岡山の美術館の話や、国立西洋美術館などの国内の美術館の話題。柳沢先生が児島虎次郎の研究者でもあるので、虎次郎や19世紀末のパリのアートシーンなどにつてのお話も聴けます。おお、そうそう大原美術館のギャラリーコンサートのお知らせもあるので、クラシック音楽ファンとしても楽しめます。


「音楽の扉」コーナー FM岡山
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 先に触れておきますが、FM岡山は広域ラジオ局にもかかわらず、「RADIKO」で聴けないんですよね。アンドロイドのラジオアプリにも対応していないようです。今、我が家には電波経由のラジオ番組を録画する装置がないので、この番組もほとんど聴けていないんですが、第1火曜日の「音楽の扉」コーナーで、天神町のクラシック音楽専門CDショップ:アルテゾーロ・クラシカの畠山店長が招かれて、おすすめコンサートやおすすめCDを紹介しています。クラシック音楽ファンの端くれの私でも「ええっ?、それ紹介しますか!」というマニアックな、しかし行って(聴いて)見ると後悔しないチョイスに唸らされます。


 FM OH! 毎週日曜日24:00〜25:15
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 僕の一押しの番組です。これを聴くためにラジコ・プレミアムに入ったと行っても過言ではない(笑)
 関西のクラシック音楽オタク、もといクラシック音楽ファンの間で話題の番組。村治佳織、仲道郁代から西成のクラシック音楽バーの店長まで(笑)多彩なゲストとのマニアックなトークが展開されます。『FM大阪』時代からのベテランアナウンサーの吉川智昭さんが、重度のコンサートゴーアーにしてディープなオタクなので、話す内容も超ディープ。今年の7月9日の朝比奈隆特集で、あまりのディープっぷりに「すごい番組や!」と感動しました!


 ABCラジオ(朝日放送) 毎週日曜日7:05〜7:35
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 歴史の古い由緒正しい、大阪の王道クラシック音楽番組。朝日放送が所有していたザ・シンフォニーホールが身売りになった時、この番組も終了かと思われましたが、ホールを買い取った滋慶学園が1社スポンサーになって継続されました。「爽やかな日曜の朝のひとときを優雅なクラシック音楽とともに・・・」だったはずか、前述の「くらこれ!」に負けじ?なのかどうかわ解りませんが(笑)、アナウンサーの堀江さんのオタクトークが全開の番組に(笑)「この曲のここが好きなんですよねぇ〜」と思い入れたっぷりの解説、時には堀江さんが突然メロディーを歌って説明、とザ・シンフォニーホール・アワー番組史上、もっともディープな内容になっています。私はこの堀江さん路線を支持します(笑)

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