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読響ハートフルコンサート in 岡山 [コンサート感想]

読響ハートフルコンサート in 岡山
2018年10月26日  岡山大学病院 入院棟スカイラウンジ



 当分パソコンに向かえる時間が、寝る前の10分ぐらいしか無くなってしまいました、まあでも生活自体は結構充実しています。コンサートに行くペースも落ちますし、更新はもっとゆっくりになりますが、ぼちぼちと更新していきますので、よろしければたまに覗いていただけると嬉しいです。
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 岡大病院に行ったときに、この読響ハートフルコンサートのポスターを見て、時間が合えば行ってみようと思っていたコンサート。本来は入院患者さんらの福利厚生のためのものかもしれないが、読響の奏者の演奏を聴ける機会は貴重。
 会場は、入院棟の11階にスカイラウンジがあり、入院患者と見舞いの方との面会や、長期入院者のリフレッシュの場として提供されているスペース。この日は入院患者さんを中心に、150人ほどが集まっていた。
 読響の皆さんは、さすがに厚みのある濃厚で緊密なハーモニーを聞かせ、3年前の読響大阪定期の第九(当時はまだザ・シンフォニーホールで開催されていた)の冒頭での、厚みがありつつもシルキーな弦の音に鳥肌が立ったのを思い出した。弦楽四重奏サイズでも、読響のエッセンスを感じさせられ、聞きに来てよかった。
 薄田さんは岡山のご出身で(薄田泣菫とつながりがあるのかな?)、岡山のエピソードを交えながら曲紹介をされていた。
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岡山フィル街角コンサートの日程と感想 [岡山フィル]

 10月9日(火)から13日(土)まで、岡山市内の各地で『岡山フィル街角コンサート』が開かれます。
 
 自分用の覚え書き用ですが、基本的に無料のコンサート(オリエント美術館のみ入館料が必要)ですし、仕事帰りにも聞きに行ける時間設定のものもありますので、ご興味のある方は聴きに行ってみてはどうでしょうか?
 
 本文中に「第〇〇公演」と書いていますが、公式には公演番号は振られていません。自分が覚えやすくするためと、大阪クラシックや金沢の風と緑の楽都音楽祭みたいになって欲しいという願いも込めて勝手に振っています。
 
 あとは、具体的に、曲目やどの団員さんが演奏されるのかが知りたいのですが・・・。公式発表はされていないんですよねぇ、うーん・・・
(10月9日追記)
 自分が聴きに行ったコンサートの感想は、下に順次通過していきます。
 
10月9日(火)
第1公演 12:15~12:45 中国銀行本店前広場 
     金管五重奏
第2公演 18:00~18:30 ホテルグランヴィア岡山ロビー
     弦楽四重奏 
 行って来ました。
 弦楽四重奏のメンバーは、1stVnが近藤さん(岡山フィルコンミス)、2ndVnが河野さん、Vaが大道さん、Vc佐藤さん。
 プログラムは1曲目が運動会でよくかかる曲(曲名忘れました)から始まって、(2曲目失念)、涙そうそう、アイデア(「半分青い」のテーマソング)、「せごどん」のオープニング曲、情熱大陸など。
 よくよく考えたら、仕事帰りに岡フィルのコンサートに行くのはこれがほぼ初めてだったかもしれない。弦楽器の音はやっぱりエエですなあ。普段は意識しないけれど頭の中の火照ったような疲れがどんどん静まっていく。。。。
 お客さんは、これ目的で来た人は少なかったけれど、ホテルのロビーという立地もあって、インバウンドの外国の方々などが耳を傾けておられました。
 
10月10日(水)
第3公演 12:15~12:45 上之町商店街アムスメール時計台前(シンフォニービル南西角)
     弦楽四重奏 
第4公演 18:30~19:30 岡山市立オリエント美術館(※入館料が必要)
     木管五重奏 
 「街角コンサート」と言っては失礼なぐらい、クオリティ・ボリュームともに高いコンサートでした。
 このオリエント美術館の中央ホール、この会場は木管五重奏のモンでっせ。むちゃくちゃ音が伸びてまろやかにブレンドされて、ハーモニーが聴こえた瞬間「おほほほほーーーー」と感心してしまった。
 演奏は岡フィル・モッカンズ(左からFl:岡城さん、Ob:上田さん、Fg:小野さん、Hr:藤原さん、Cl:お名前失念しました、すみません、団員さんではないのかな?)、曲目は、プーランク  ノヴェレッテ、2曲目失念(クラシックの有名な部分のメドレー)、日本の民謡メドレー、アメリカン・フォークメドレー、yesterday、ポルカ「観光列車」、ハイドンのディベルティメント。
 特にハイドンのディベルティメントに鳥肌!この曲(特に第2楽章)、こういう石造りの建物で演奏されるのを想定して書かれたんじゃないか、そう思うほどオリエント美術館の石造りの建物にマッチしていた。
 野村さんの司会ぶりも面白く(日本の歌メドレーの編曲者の近衛珍念さんの話や、ファゴットの語源が『薪の束』という意味だとか、たいへん興味深かった)、演奏も素晴らしかった。会場も用意された席はほぼ埋まっていたが、もっとお客さんが入って欲しいコンサートだった。
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※開演前に撮影
10月11日(木)
第5公演 12:15~12:45 JR岡山駅西口コンコース10月12日(金)
     金管五重奏 
10月12日(金)
第6公演 12:15~12:45 岡山一番街ハレチカ広場
     木管五重奏
 岡山駅の地下街である岡山一番街のハレチカ広場(昔は「イルカの広場」と言われていたが)で行われた。メンバーは岡フィルモッカンズ:一昨日のオリエント美術館と同じメンバー。曲目は、オリエント美術館公演と共通するものも在ったが、水戸黄門、川の流れのように、など、より親しみやすいものを取り上げた。
 この会場は、ほぼ残響がない、そして雑踏のなか、という悪条件だったが、フルート、オーボエ、クラリネットは強めに演奏することでバランスの良いアンサンブルを聴かせてくれた。13時から用事があったので中座したが、用意された座席は満席で、その倍ぐらいの立ち見客があるなど、大盛況だった。
 昨日から街角コンサートはお昼の公演のみだが、日曜日には定期演奏会があるので、ちょうど昨日からリハーサルをしているはず。その合間を縫ってのコンサートで、奏者の方々には頭が下がる。
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10月13日(土)
第7公演 12:15~12:45 JR岡山駅西口リットシティビル「ひかりの広場」
     木管五重奏、弦楽四重奏、小編成オーケストラ
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ワルター・アウアー meets シュトゥットガルト室内管弦楽団 岡山公演 [コンサート感想]

ワルター・アウアー meets シュトゥットガルト室内管弦楽団 岡山公演
モーツァルト/セレナード第13番ト長調 K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
プロコフィエフ/フルート・ソナタニ長調
 ~ 休 憩 ~
バーバー/弦楽のためのアダージョ
チャイコフスキー/弦楽セレナードハ長調
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 7月以来、水害や台風に苦しめられた岡山。9月以降も台風が続々と通過し、昨日も台風25号が接近中ということで、客足は鈍く、観客は800人~900人(5割弱の入り)といったところ。開演15分前に到着しても、ホール地下の自転車置き場に空きがまだまだありましたからね。もっとも、こんな強風の日に自転車で来る私のような者の方が奇特なのだろうが。
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 JRが止まるのを危惧してこれなかった人も多かっただろう。10月には入ってまで水害に遭うというのは本当にこれ以上は勘弁してもらいたい。
 シュトゥットガルト室内管弦楽団と言えば、往年のクラシック音楽リスナーにはカール・ミュンヒンガーとの録音が思い出されるところ。今回は指揮者無しで弦楽合奏のみの演奏だった。しかし。モダン楽器による豊かな響きで勝負するスタイルは健在だった。
 まず、フルートのソロ。プロコフィエフのソナタの弦楽合奏版でソロを取るのは、ウィーン・フィルのソロ・フルート奏者である、ワルター・アウアーさん。ここ数か月ほど忙しくて、今回もシュトゥットガルト室内管のネームバリューでチケットを買ったので、当日、配られたプログラムを見て『へー、ウィーン・フィルの首席なんだ』ぐらいの認識だったが、アウアーさんが姿を現してから「あっ」と声が出そうになった。2年前の京響5月定期で聴いた、モーツァルトのフルート協奏曲での演奏を思いだしたからだ。あの見事なフルートがこれから聴けるのか!という高揚感が一気にこみあげて来る。

 当時の自分のブログには、こんなことを書いている。
 『去年、同じくウィーンフィル首席のカール・ハインツ・シュッツの柔らかくニュアンスたっぷりのソロを聴きましたが、アウアーさんはそれに輪をかけて精妙でまさに天衣無縫、息を直接吹き掛けて出す音なのに、なぜあんなに透き通った音が出るんでしょう。』
 精妙で天衣無縫、驚異的な透明感、というのは当時の感想と共通するのだけれど、今回は前回以上に心が揺さぶられた。今回聴いた印象は、アウアーさんのフルートは、舞台上に地上の極楽浄土「パラディース アウフ エールデン」を現出しているかのようだ。精妙・透明感とかいう言葉では言い表せない、この幸福はなんなんだろう。
 京都コンサートホールで聴いた音よりも、いっそう艶やかで深みがあり、音の芯がはっきり聴こえて来る。岡山シンフォニーホールの音響は、竣工26年目にして、今が最上の音が響いていると思う。こんなにも美しいフルートの音が絶妙の豊かな残響ホールに響き渡る。これを極楽!と言わずして何という。
 プロコフィエフの曲は、スラヴの民俗音楽を感じさせる曲調や独特のリズムがある一方で、感情に任せるような場面がほとんど無くて無機的な和声が続く、というのが特徴だと思ってていたが、プロコの曲を聴いてこんなに幸福感が感じられるとは・・・。アウアーさんに付けたオーケストラの柔らかい伴奏も素晴らしかった。
 オーケストラの編成は、1stVn:5→2ndVn:4→Va4→Vc3、VcとVaの間の後方にCbが1本、という弦楽アンサンブル。こんな小規模の編成なのに、この芳醇で力強い豊かな響きはなんなんだ!?響きの豊かさは、倍のサイズの8型のオーケストラにも匹敵するのではないか?と思う。特にコントラバスが1本しか居ないなんて信じられない豊かな低音が感じられる。
 ダイナミクスは鮮やかにも関わらず、ピリオド系の合奏団とはちがって、角が丸くまろやかで気品に溢れている。そして、その音の強弱に込められた情景の表現が本当に凄い。pやppは単に音が小さい・弱いじゃなく、悲しみだったりむなしさだったり、美しいものに出会った時の静かな喜びだったり、例えばバーバーの弦楽のための 深い深い悲しみに心が揺さぶられるし、チャイコフスキーの弦楽セレナードの緩徐部分はため息が出るほど美しかった。
 コンサートミストレスの方がアイコンタクトや体の動きで全体のタイミングを合わせていくのだが、基本的にはお互いのパートを聴き合っていて、阿吽の呼吸で合ってしまう。コンミスさんが前に出れば音が凝集し、後ろへ下がればふわっと響きが拡がっていくのが興味深かった。
 なお、ソリストアンコール(前半)と、オーケストラアンコール(後半)は次のとおり。

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 今回の主催は岡山シンフォニーホール直営だったようで、安定した運営で安心した。台風が接近しているので、緊急避難情報の『キンコンカンコンキーン』というチャイムがあちこちで鳴ったらどうしよう・・・という危惧があったが、携帯電源OFFのプラカードを持ったレセプショニストたちが控えめにかつ徹底した周知のおかげか、そういう事故は無かった。聴衆が少ないのは残念だったが、私が(勝手に)特等席と思っている席の周りにはほとんど人がおらず、ゆったりと聴くことが出来た。
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