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クラシック音楽バー『ココルーム』 大阪市西成区山王 [クラシック全般]

 「店、店主、客層、すべてが超ディープ!!」「三千枚以上のCDとレコード。二百万円のオーディオ装置を常備」
 このチラシの文言に間違いはなかった!
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 コンサートの後、あーと屋さんにご案内いただき、念願のクラシック音楽バー「ココルーム」に行ってきました。
 場所がどこにあるのか詳しくは知らなかったんですけど、動物園前で降りて飛田本通り商店街を南に下る。まあ、ディープにもほどがあるだろう!という立地。私は神戸や宝塚に20年近く住んでいたものの、船場より向こうにはほとんど行くことが無く、行くときも難波や恵美須町ぐらいでしたので、ちょっとドキドキしながら歩いていました。
 店を開けた瞬間、大音量のオーケストラ音楽が鳴り響いています。カウンター席10席とテーブル席が2つ程度。長細いウナギの寝床の店舗の突き当たりには、総額200万円のオーディオが鎮座。
 そして店内もディープ、店には3000枚以上のCDがうずたかく積まれ、クラシック関連本やなぜか心理学や精神分析の本、あるいはコミックで埋め尽くされております。ホンマ、漫画世代、クラシック音楽大好き、オーディオオタクの筆者だったら、何時間でもおれそうです。
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 マスターもディープです。クラシックの音源の話題について何でも答えてくれますし、その語り口がマスターの人の良さとクラシック音楽への愛情を感じさせてくれます。
 この日聞いたのは・・・
・ブラームスのピアノ協奏曲第1番、ルドルフ・ケンペ指揮BBC交響楽団 ピアノ独奏:カッチェン
・マーラー 交響曲第6番 ブーレーズ指揮ベルリン・フィル
・ベートーヴェン 交響曲第8番 シェルヘン指揮ルガノ放送交響楽団
 アンコール(?)上記シェルヘンのベートーヴェンから、交響曲第4番の第4楽章
 常連客も超ディープで、『この演奏の録音は、60年代ぐらい?』と聞くと、『65年の録音やね』と即答で返ってくる(笑)
 お店は居心地の良さ、ゆるさは従来の「雑音禁止」の名曲喫茶とは一線を画すもの。でも、オーディオの音はいいんですよ。家の近所にあったら入り浸ってしまうやろなあ。最後は常連さんと店長で、シェルヘンの超高速変態演奏を魚に笑い・語り合いながら終電まで居着いてしまいました。
  
 お店の話題とはズレますが、後から来られた常連さんが「岡山フィルって、シェレンベルガーがシェフやってるんよね」と、ご存じだったのにはびっくりしました。ディープなファンの間では、もう既に知名度があるぞ!岡フィル!関西公演を打つ日も近いか?(笑) 

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