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5月定期もシェレンベルガー来日できず [岡山フィル]

 コロナ禍の収束までなかなか見通しが立たない状況の中、岡山フィルの5月の定期演奏会にも首席指揮者のシェレンベルガーさんは来日できず、代役に太田弦さんが起用されることが発表された。

※岡山フィルのfaebookページより



【出演者変更のお知らせ】 5月23日の岡フィル第68回定期演奏会に出演予定でした首席指揮者ハンスイェルク・シェレンベルガー氏は、新型コロナウイルス感染症拡大により来日が不可能となりました。 来日を楽しみにお待ちいただいておりました皆様には心...

岡山シンフォニーホールさんの投稿 2021年4月18日日曜日

 太田さんは来年の岡山フィルのニュー・イヤーコンサートにも登場するのだが、この5月定期も若きソリストとの共演ということで、これはこれで楽しみにしたいと思う。

 いやーーー、でもなあーーー。シューマン4番はシェレンベルガーの引き締まった音楽づくりで聴きたかったなあああああああ(魂の叫び)。


 余談になるが、去年のゲルギエフ&ウィーン・フィルの来日公演以来、今月の東京・春・音楽祭に出演するリッカルド・ムーティーや、6月の来日が発表されたバレンボイムなど、一種の「特別扱い」で来日が可能になるアーティストがいる一方で、なかなか来日が叶わないアーティストも居る。ムーティーやバレンボイムなどはもとより雲の上のような存在で、それよりもシェレンベルガーが来日するほうが、岡山の都市文化への貢献度も高いのだがなあ。



 京響の4月定期に登場する、ジョン・アクセルロッドは「首席客演指揮者就任披露記念演奏会」ということで、アマティの関係者が奔走し、アクセルロッド自身もすでにホテルで2週間以上缶詰になって、なんとか登場するそうなので、全く門戸が閉ざされているわけではなさそうなのだが、ウィーン・フィルやムーティーが2週間以上ビジネスホテルに缶詰というわけではなさそうなので、どうにも釈然としないものがある。


 シェレンベルガーさんも70歳を超えており、一般的な分類では高齢者になるし、万が一感染して管楽器奏者としての能力に影響が出てもいけないので、決して無理はしてほしくは無いが、こうしたアーティストの入国管理にあたっては日本の文化芸術での貢献度などを客観的に説明できるような基準を設けて、納得度の高い運用をしてほしいと思う。

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伊閣蝶

シェレンベルガーさんは来日されないのですね。
新型コロナウィルスの影響が様々なところに及んでいて、本当にため息をつきたくなります。
演奏家の方々の苦衷を思うと、本当にやりきれません。
一日も早く収まってほしいと切に願うところです。
by 伊閣蝶 (2021-04-24 10:02) 

ヒロノミン

>伊閣蝶さん
 コロナ禍の影響で、シェレンベルガーの来日は1年以上もお預けになっています。
 それよりも、ウィーン・フィルやムーティーは長期隔離もなく来日OKで、シェレンベルガーほどの貢献があり身元も確かな人の来日が叶わない(するとしても2周間以上の缶詰生活を強いられる)というのは、納得しがたいものがあります。
by ヒロノミン (2021-04-27 21:06) 

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