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岡山シンフォニーホールの粋な新型コロナ対策がバズる [岡山でクラシックを楽しむ]

 国内のクラシック音楽界でもコンサート再開の動きが活発化し始めており、政府の示したガイドラインに沿うようにすると、ソーシャルディスタンスを確保した上で、定員の半分以下での開催が要請されている。
 そんな中で今週、岡山シンフォニーホールの新型コロナ対策が話題になった。

 
 投稿された日の夜にはどんどんリツイートによって拡散され、ハフポストやグレープなどのネットメディアが取り上げ、23000いいね!がつくなど、俗に言う「バズった」状態になった。そして、それが岡山のメディアに逆輸入される形で地元のテレビ局でも取り上げられ....
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(山陽放送)
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(岡山放送)
 続いて毎日新聞日本テレビ系列のzeroなど、連鎖反応で全国ネットのマスメディアにも取り上げられた。

 岡山シンフォニーホールのツイッター開始は今月の6月4日。わずか9日でバズるという結果に、ホール側も「予想を超えた反応に驚いている」とのこと。

 まず、この絵がいいですね。誰が見てもベートーヴェン、バッハ、モーツァルトと解る特徴を見事に捉えた絵である一方で、どこか愛嬌があるのがいい。
 そして、新型コロナの感染拡大、とりわけクラスター発生について、社会全体が眦を吊り上げて対策に追われる中で、「お客さんに楽しんでもらう」というコンサートホールの本質を見失わない取り組みにが、人々の心を捉えたのだと思う。
 岡山は人口比の感染者数が全国最低水準で推移しており、クラスターも発生していないことから、どこの集客施設も「ウチからクラスター第1号を出したくない」というプレッシャーも、正直あると思う。緊急事態宣言中もクラスターが発生している隣県(兵庫や広島)からの流入を警戒するあまり県知事が発した「岡山に来たことを後悔させる」という言葉が切り取られて(全体の文脈を見ると、そこまで酷いことを言われた訳ではないのだが・・・)報道されるなど、かなりピリピリした空気があった。
 そんな中で、この遊びゴロロのある取り組みは、岡山でコロナ対策に追われる我々にもハッとする気づきを与えてくれたように思う。
 偉大な作曲家たちと「相席」することが出来るうちに、一度、ホールに行ってみたい(笑)

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