SSブログ

無観客ライヴ配信:京響第643回定期、センチュリー響豊中名曲シリーズ [ストリーミング]

 だいぶ遅くなってしまったが、先週末の無観客ライブ配信について。
 京響とセンチュリー響がほとんど同時間帯に配信(両方ともタイムシフト配信は無し)ということで、他の作業をしながら、両方をつまみ食いして見た上での感想なので、あくまで僕の記録用としての価値しかない記事です。
 京響は「カーテンコール」での配信だったが、私の自宅のミニコンポで聴いた限りでは、音質面では物足りなさが残った。京響の実演に接してきた者として、彼らの演奏する姿からイメージする音との乖離が大きく、どうにも迫力が物足りなく、どこか遠くで鳴っているような音質だった。ネット上での感想を見ると、同じような感想を持った方が多かった。
 一方で、日本センチュリーはニコニコ生放送での配信、やはり、ニコ生のコメントを見ながら演奏を観る・聴く楽しみは格別。日本センチュリーの実力の高さ、高性能オーケストラを実感したリスナーが多いことがリアルタイムで分かる。メインのベートーヴェンの交響曲第7番の演奏には弾き込まれた。これって、本当に無観客のホールでの演奏なのか?それぐらい演奏者たちの想いの伝わってくる演奏だった、どうやら休憩時間中にニコ生のコメントを楽団員さんが読んでいたようで、ネットの向こう側に居る聴衆と演奏者が繋がれることを示したコンサートになったように思う。
 そして、ニコ生の音質も良かった。京響&カーテンコールの方は、もしかすると音割れ回避や解像度を重視して、少しマイクの感度を抑えめに設定していたのかもしれない。センチュリー&ニコ生は、かなりギリギリまで攻めたマイクの設定にしたいたのか、ものすごい迫力だった。カーテンコールの方は今年の9月からの本格稼働の予定だったのが、このコロナ禍によって前倒しでのコンテンツ配信で、まだまだこれから改善されていくことだろう。
 センチュリーの方は、小口寄付への誘導も上手くなされていて、ニコ生のコメントでも「投げ銭するぞ」というコメントもあったりした。私も素晴らしい演奏を聞かせてくれたセンチュリー響には、1000円という少額ではあるが、小口寄付をさせてもらった。
 視聴者は、画面で確認する限り、京響は21000人、センチュリーは1万人超が視聴していたようだ。
 コロナ禍によって、新しい楽しみ方としてのライヴ配信が増えていく予感がした3月だったが、感染拡大地域での10人以上の会合の自粛要請が出たため、無観客ライブ配信すら見ることが出来ない状況になってしまった。
 最後に、現在の私の言いたいことを一言で言い表している、このツイッターのハッシュタグを貼らせてもらおうと思う。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。