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ミニコンポ SONY CMT-SX7 購入 [オーディオ・家電・生活機器]

 去年1年間を振り返ると、県外へのコンサート遠征に一度も行かなかった(福山は「県外」だが、快速で45分なので県外にカウントしない(笑))。子供も小さいので遠方への旅行に行くことも無く、小遣いに少々余裕が出てきている。
 県外コンサート遠征はチケット代よりもむしろ交通費がかかる。その浮いた交通費、まずは岡山フィルの賛助会費に使っている。
 そして家族の許諾を得て、寝室用にミニコンポを購入した。
ソニー SONY マルチオーディオコンポ Bluetooth/Wi-Fi/AirPlay/FM/AM/ワイドFM/ハイレゾ対応 CMT-SX7

ソニー SONY マルチオーディオコンポ Bluetooth/Wi-Fi/AirPlay/FM/AM/ワイドFM/ハイレゾ対応 CMT-SX7

  • 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
  • メディア: エレクトロニクス
 SONYのCMT−SX7、実売価格4万円少々。2015年に出たモデルで、おそらくモデル末期に入っており、登場時の2/3ぐらいの価格で買えた。
 この価格帯のコンポになるとオーディオ専門店では取り扱っておらず、家電量販店で試聴することになる。しかし、岡山駅のビックカメラでもオーディオ試聴ルームではなく、騒音だらけの環境で陳列棚に並んでいるものを聴いて比べるしか無いので、音質面は「買ってみないとわからない」というのが正直なところ。
 CDでの音質面はONKYOやKENWOOD、YAMAHAも良かった。いや、むしろ立体感や解像度という点ではYAMAHAのCRX-N470がかなり良かった。流石に楽器メーカーだけあって、弦楽器や木管楽器の音の再現性には感心した。ただ、これはYAMAHAの4万円台のスピーカーに繋いだ状態で聴いた上での感想。予算はかなり(3万円以上)オーバーすることになる。
 SONYのCMT−SX7も、セットで4万円という価格を考えると期待以上の音質であり、絶対に譲れない一線である「楽器(特に弦楽器)の生音に忠実かどうか」という点では満足できそうに感じた。対して、このクラスでは一番の売れ筋らしいP社のミニコンポは、低音の再現性には唸らされるものの、弦楽器の音が金属的で好きになれなかった。ジャズやロック向きなのだろうと思う。


 最終的な決め手をここで整理しておきたい。
DSC_0119.JPG
購入理由①・・・スペースの制約上、奥行きは28cm以下にしたかった。
 価格comで奥行きサイズで条件を絞ったら数機種しか残らない。SONYは26.3cmという丁度よいサイズだった。この奥行きサイズなら本棚に置くことも可能。他のメーカーはテレビやオーディオラックを想定しているのだろう。先に触れた音質面では最も魅力的だったYAMAHAのCRX-N470は奥行きが33cmもあり、予算面だけでなくスペースの制約で諦めざるを得なかった。
購入理由②・・・Wi-FiとBluetoothの両方に対応、しかもNFCが付いている。
 このクラスのミニコンポはほとんどBluetoothに対応しているが、Wi-Fiに対応していない機種が多い。スマホの音源を手軽に聴いたりすることも多いので、Bluetoothも必要だが、もっと必要なのはWi-Fi。転送速度はWi-Fiが圧倒的に速いため、当然、音質面でも有利となる。
 また、Wi-Fiに対応していないと我が家の音楽ファイルを集中管理しているNASから直接DACに流せず、高音質で楽しめる可能性のあるネットワークオーディオの利点を狭めることになる。
 BluetoothについてもNFC(スマホなどをかざすと即時接続できる「近距離無線通信規格」)に対応している機種は少ない。bluetoothはスマホを再起動させたときに自動的に接続できない時があるが、タッチするだけで再接続できるNFCがあればストレスはかなり軽減される。Wi-FiとBluetooth(NFC対応)という条件で絞ると、SONY一択になってしまうのだ。この辺はAV機器メーカーであると同時に、フェリカ(SUICAやICCOKA)を開発した会社の強みだろう。
購入理由③・・・スマホでオーディオを手軽に操作したい。
 これはYAMAHAやONKYOでもアプリで操作出来るようになっており、特にYAMAHAはリビングのメインシステムのNAP(ネットワーク・オーディオ・プレイヤー)で使っている「Music cast」で慣れているので、実はYAMAHAでも良かった。サイズ(奥行き)が小さければなあ。。。。

購入理由④・・・FMラジオの聴取・録音がしたい
 今時、FMラジオを聴くためにミニコンポを買う動機になる、というのも珍しいかもしれない。スマホにRADIKOをインストールすれば充分じゃないかと。
 いやいや、私が聴きたいFM岡山がRADIKOに対応していないんですよ(笑)

 10代のときは本当にラジオっ子で、その頃にSONYのラジオチューナーのお世話になっており、当時録音したカセットテープは、今聞いても高品質な録音だった。
 いいですよ!FMラジオ。我が家はマンションの中層階で見通しの良く、ラジオの電波状態も良好。FMラジオ録音独特の味わい・・・ちょっと遠くからクリアな音が聴こえる、アノ感じが懐かしくて、せっせとUSBメモリーに録音を貯めています。


 購入後数日間使ってみての感想。迫力や解像度を比べるとリビングのシステムとはだいぶ差がある(価格差が定価ベースで12倍違うのだから当たり前)。でも、寝室でのニア・フィールド・リスニングとしてはとてもいい。こじんまりとした音響空間でゆったり聴くシステム。聴いていて、何か楽しいんですよね。そしてハイレゾ音源の再生が予想を上回る音質で驚いた。このあたり、1ヶ月以上聴いてから感想を書こうと思う。

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narkejp

たしかに、寝床で聴くときは大きな音量では邪魔になるし、小型で質のいいミニコンポみたいなのがいいですね〜。サイズ、とくに奥行きの重視とか、スマホとの接続性など、納得の選択理由です。FMラジオを聴きたいというところに、妙に共感してしまいました(^o^)/

by narkejp (2020-01-14 06:57) 

ヒロノミン

>narkejpさん
 このコンポを購入して以来、FMラジオ熱が再発してしまいました。これまでもラジコで聴いてはいたのですが、アンテナを張って受信したラジオの音は格別です。
 ミニコンポ自体がネットワークに繋がっているので、スマホをタッチパネル式リモコンとして使う感じです。NASの中から音楽ファイルを選ぶときや早送りしたいときのスマホ・リモコンの威力は凄いです。これに慣れるとボタン式のリモコンをピコピコ操作するのが億劫になりそうです(笑)
by ヒロノミン (2020-01-14 21:19) 

toshichi

ネットで検索してみると同じモデルを買った人が見つかり,よく見るとまさか僕と同じ時期に同じ場所で試聴したのは思わなかった笑
by toshichi (2021-09-15 04:47) 

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