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2015年に足を運んだコンサートのデータ [コンサート感想]

 恐らくこれが、今年最後のエントリーになるかと思います。
 拙ブログ恒例の2015年に足を運んだコンサートのデータをまとめる自己満足企画。

2014年はこちら
2013年はこちら 

 今年も、去年作ったグラフのテンプレを使って分析していきます。 
 
 2015年のコンサート・ライヴに行った回数は28回で、これは例年どおり。繁忙期・閑散期で回数の差が大きかったですが(4・8・12月はゼロ回でした)、平均すれば
1月に3回ぐらいのペースで、自分にとっては満足度と生活のバランスが取れているペースで行くことができたと思います。チケット代総額は79,300円、1回あたり平均2,832円でした。

◎ジャンル別
 オーケストラ16回、室内楽10回、ピアノ・ソロ2回 

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◎オーケストラの楽団別
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 大阪フィルハーモニー交響楽団:4回
 
岡山フィルハーモニック管弦楽団:3回
 京都市交響楽団:2回
 広島交響楽団:2回
以下、1回
 読売日本交響楽団、長岡京室内アンサンブル、日本センチュリー交響楽団
 アマチュアオケ:1回(西日本医科学生オケ)、海外オケ:1回(チェコ国立ブルノ・フィル)

 トップは大阪フィルです。岡山フィルは出勤日と重なって何度か聞き逃したため2位になってしまいましたが、来年度はトップに返り咲くでしょう。京響は2回ほど計画倒れになったコンサートがありましたが、聴きに行った2回はいずれも強烈な印象を残しました。読売日響、広響、長岡京室内も印象に残る演奏でしたし、自分にとっては総じて『豊作』な1年だったと思います。

◎指揮者別
 ハンスイェルク・シェレンベルガー:3回
 大植英次:2回
 以下、1回(おもな指揮者のみ)・・・準メルクル、フランソワ・クザヴィエ=ロト、オッコ・カム、マルティン・ジークハルト、クリスチャン・ヤルヴィ、レオシュ・スワロフスキー、秋山和慶、小泉和裕、寺岡清高、田中祐子

 来年も、現時点で判明している範囲だけでシェレンベルガーの指揮を3回見れそうですから、恐らく首位はゆるぎないですね。

◎ソリスト・アーティスト
2回:神尾真由子(Vn)

 以下、すべて1回(おもな奏者のみ)
 ナタリー・シュトゥッツマン(Alt)、 アンティ・シーララ/ナレ・アルガマニアン/小菅優/田村響/川島基/松本和正/イーヴォ・カハーネク/(Pf)、樫本大進/三浦文彰/高畑壮平/ナタリア・ロメイコ/ボリス・ブロフツィン(Vn)、ズヴィ・プレッサー/クラウディオ・ボルケス(Vc)、今井信子/アンドレア・ブルガー/アミハイ・グロス(Va)、シュテファン・ドール(Hr)、カール・ハインツ・シュッツ(Fl)、クレメンス・ホラーク(Ob)、リヒャルト・ガラー(Fg)、

室内楽団体:カルテット・ベルリン=トゥキョウ(2回)、アンサンブル・ウィーン=ベルリン、アルト・ドゥ・カンパーニュ、コスタリカ国立響カルテット、岡山フィルメンバー

 ソリストのボリュームが多いのは、アンサンブル・ウィーン=ベルリンのメンバーが協奏曲を演奏して下さったのでソリストとして個別にカウントしていることと、ル・ポン国際音楽祭の豪華メンバーによるところが大きいです。
 室内楽団体では、カルテット・ベルリン=トゥキョウのオーランド国際室内楽コンクール優勝凱旋記念公演は圧巻でした。若い4人が極限の集中力の元、音楽の深淵にどんどん入り込んでいく現場を見た貴重な公演でした。惜しむらくは、彼らの実績とクラシック・ファンの熱気に比して岡山の街の反応の鈍さ。郷土のヴァイオリニスト:守屋剛志さんが率いるカルテットですが、レジデント・アーティストに指名した札幌(ふきのとうホール)や青山音楽賞を贈った京都なんかにくらべると、例えば山陽新聞での取り上げ方も少なかったし(岡山の文化界この1年では、名前すら出てこなかった・・・)、賞を取った瞬間だけがニュースじゃなくて、その後に成長していく姿がニュースであり、注目な事にもっと地元は目を向けてほしいですね。

◎プログラム曲目別
 去年からの分析項目。プログラムにあがった曲(アンコールは含まず)の標準的な演奏時間を5分単位で指数化。作曲家別にまとめています。
 2014年は1位:ベートーヴェン、2位:バッハ、3位:チャイコフスキー、でした。
 やはりベートーヴェン強し!です。 

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◎コンサートホール別
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 岡山シンフォニーホール:6回
 ルネスホール:4回
 フェスティバルホール:4回
 京都コンサートホール大ホール:2回
 ザ・シンフォニーホール:2回
 オリエント美術館:2回
 岡山県立美術館ホール:2回

 以下1回の会場・・・アステールプラザ大ホール、赤穂市ハーモニーホール、岡山大学Jホール、大原美術館ギャラリー、広島県立美術館1階ホール

◎会場の府県別

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 相変わらず、瀬戸内海沿岸を行ったり来たりの1年でした(笑)でも、充分な満足感は得られましたよ。

◎平成27年の印象に残ったコンサートは次の通り

超SS級(まさに神が降りてくるような奇跡的なコンサート) 
2015/6/26  京都市交響楽団第591回定期 小泉和裕指揮 Pf:シーララ
2015/2/22  京都市交響楽団第587回定期演奏会 カム指揮 Pf:アルガマニヤン

SS級(物凄く感動したコンサート・・・年間ベストコンサート候補)
2015/11/27  広島交響楽団ディスカバリーシリーズ シベリウス・チクルスⅢ
2015/10/18 岡山フィル第48回定期演奏会 シェレンベルガー指揮 Pf:小菅優
2015/7/4 岡山フィル第47回定期演奏会 with アンサンブル・ウィーン=ベルリン
2015/5/16 大阪フィル第488回定期(2日目) 準・メルクル指揮

S級(非常に印象に残ったコンサート)
2015/9/18 大阪フィル第491回定期演奏会 大植英次指揮
2015/6/25 読売日本交響楽団第11回大阪定期 ロト指揮 Vn:神尾真由子
2015/3/4 クァルテット・ベルリン=トウキョウ 岡山公演(2日目)
2015/2/13  長岡京室内アンサンブル in OKAYAMA

A級(たいへん良かったコンサート)
2015/10/23 ル・ポン国際音楽祭2015 赤穂・姫路 10/23公演
2015/5/15 大阪フィル第488回定期(1日目) 準・メルクル指揮
2015/1/24 岡山フィル第46回定期演奏会 シェレンベルガー指揮 Pf:田村響

 こちらはほぼ1か月おきに更新しています。

 来年度もマイペースに楽しみながらコンサートに通います。いい演奏に出会えるといいなあ。

 それでは皆さん、良いお年を!


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バルビ

 明けましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。ブログにおじゃまし、たくさん楽しませていただきました。本年もよろしくお願いします。
 また楽しい分析ですね。こうしておくことが、音楽ライフをさらに深め充実させるのだと思います。
 私は、聴いた期日や曲目演奏者、会場などをその都度書いておくだけですが、それでも後になって何かと楽しみが出てきています。その上、こんな分析があったら、趣味の深まり高まりは倍増ですね。
by バルビ (2016-01-01 06:58) 

ヒロノミンV

♪バルビさん
ヒロノミン@帰省中です。
昨年は本当にコンサート豊作だった一年で、まさか本厄年にこのような結果になるとは、驚いています。これも地元の岡フィルが頑張ってくれてるお陰だと思っています。

今年もどうか、お引き立ての程、よろしくお願いします。

by ヒロノミンV (2016-01-01 17:03) 

伊閣蝶

過去の分析結果も拝見させていただいておりますが、こうした客観的な分析は大変貴重な試みと存じます。
何といっても、これがお仕事での活用に連携されている、という点が素晴らしい。
私は、このところコンサートに足を運ぶことがとんと少なくなってしまいましたので、所持しているレコードやCDなどでこうした分析を行ってみようかなと思いました。
実行できるかどうかははなはだ不安ですが。
それにしても、素晴らしくバリエーションに富んでおられますね。
これだけの演奏をお聴きになれる環境を羨ましく思います。
by 伊閣蝶 (2016-01-06 09:48) 

ヒロノミンV

>伊閣蝶さん
 コメントありがとうございます。過去の記事も拝見して頂いたようで恐縮です。
 このブログを始めるまでは、コンサートに行ったら行きっぱなしで、当日あれほど感動したのに、数か月後には行ったことすら忘れている、ということが多々ありました。
 今は、コンサートのプログラムをファイリングするようにして、こうしてブログでも記録するようにしています。
 CDなどの分析、面白そうです。作曲家別や演奏家別で整理すると、おのずと傾向が見えてきそうですね!
by ヒロノミンV (2016-01-07 18:46) 

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