曼殊院門跡 [名庭シリーズ]
滋味あふれるお庭のある寺社が点在するなかで圧倒的な存在感を示す曼殊院門跡の庭園を見に行きました。
何という存在感でしょうか!桃山時代襖絵に描かれる松とはこういうものか。と合点がいきました。その有り難い姿に思わず合掌してしまいます。
拝観の際に頂いたパンフレットによると・・・
「遠州好みの枯山水である。庭の芯に滝石があり、白砂の水が流れ出て、滝の前の水分石から広がり、鶴島と亀島がある。鶴島には五葉の松(樹齢400年)があって、鶴をかたどっている。松の根元にはキリシタン燈籠があり、クルス燈籠または曼殊院燈籠と呼ばれる。
亀島には、もと地に這う亀の形をした庭があった。庭園右前方の霧島つつじは、五月の上旬、、紅に映えて見事である。
この枯山水は、禅的なものと王朝風のものとが結合して、日本的に展開した庭園として定評がある。」
庭の奥の石組みも見事。ここの部分だけで立派な庭園が出来そうです。
石組みから怒涛のような枯れ水が広がっていく様は、まさにこの世界すべてを表現しつくしているようです。
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庭の手入れというのは、本当に神経を使い手間のかかる仕事だと思います。
それ故に、厳しいまでの美しさで整えられた風情は、胸を打たれますね。
by 伊閣蝶 (2014-11-16 14:08)
>伊閣蝶
本当にそうですね。この曼殊院は枯山水ではありますが、この植栽をどうやって維持しているのだろう?と思います。
修業の場でもあるのでしょうが、信仰心を喚起するための仕掛けでもあったのでしょう。本当に圧倒されました。
by ヒロノミンV (2014-11-17 19:36)
ご無沙汰しています。
再びブログを開設したのでごあいさつに参りました。
私も最近神社仏閣を巡ることが多くなってきました。自転車で行くことが多いですが(笑)。
気持ちのいい写真ばかりでいいですね。では。
by ピースうさぎ (2014-11-19 16:10)
>ピースうさぎさん
こちらこそ、ご無沙汰しています。
実は奥さんのブログをブックマークに入れていて、時折拝見して消息を気にしておりました。
お嬢さんも本当に成長されましたね。
こちらこそ、またブログ付き合いをお願いします。懇意にさせて頂いていたブロガーさんたちが、一人また一人と更新を停止なさっていて寂しく思っておりましたので、本当に嬉しいです!
by ヒロノミンV (2014-11-19 23:02)