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大阪フィルの来季ラインナップ発表 [クラシック全般]

 先手先手を打って発表されていきますね。大フィルの来季のラインナップです。

【2014年度定期演奏会】会場:フェスティバルホール

第477回
2014年4月4日(金)19:00開演
2014年4月5日(土)15:00開演
指揮:井上道義
独奏:神尾真由子(ヴァイオリン)
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
ショスタコーヴィチ/交響曲 第4番 ハ短調 作品43

第478回
2014年5月28日(水)19:00開演
2014年5月29日(木)19:00開演
指揮:イオン・マリン
ベートーヴェン/交響曲 第2番 ニ長調 作品36
ブラームス/交響曲 第4番 ホ短調 作品98

第479回
2014年6月26日(木)19:00開演
2014年6月27日(金)19:00開演
指揮:下野竜也
独奏:アルド・チッコリーニ(Pf)
ラヴェル/古風なメヌエット
サン=サーンス/ピアノ協奏曲 第5番 ヘ長調「エジプト風」作品103
ブルックナー/序曲 ト短調
ヒンデミット/交響曲 「画家マティス」

第480回
2014年7月18日(金)19:00開演
2014年7月19日(土)15:00開演
指揮:ユベール・スダーン
シューベルト/交響曲 第5番 変ロ長調 D.485
ブルックナー/交響曲 第4番 変ホ長調 「ロマンティック」

第481回
2014年9月25日(木)19:00開演
2014年9月26日(金)19:00開演
指揮:大植英次
マーラー/交響曲 第6番 イ短調 「悲劇的」

第482回
2014年10月23日(木)19:00開演
2014年10月24日(金)19:00開演
指揮:井上道義
独奏:ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)
ショスタコーヴィチ/ロシアとキルギスの主題による序曲 作品115
プロコフィエフ/ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調 作品26
チャイコフスキー/交響曲 第4番 ヘ短調 作品36

第483回
2014年11月22日(土)15:00開演
2014年11月24日(月・祝)15:00開演
指揮:ヘルムート・ヴィンシャーマン
独唱:ヤン・コーボウ(テノール):福音史家
三原 剛(バリトン):イエス
秦 茂子(ソプラノ):ソプラノ・アリア、女中Ⅰ、ピラトの妻
福原寿美枝(アルト):アルト・アリア、証人Ⅰ、女中Ⅱ
櫻田 亮(テノール):テノール・アリア、証人Ⅱ、祭司長Ⅰ
青山 貴(バリトン):バス・アリア、ユダ、ペトロ、大祭司、祭司長Ⅱ、ピラト
合唱:大阪フィルハーモニー合唱団
J.S.バッハ/マタイ受難曲

第484回
2015年1月30日(金)19:00開演
2015年1月31日(土)15:00開演
指揮:秋山和慶
R.シュトラウス/家庭交響曲 作品53 ほか

第485回
2015年2月20日(金)19:00開演
2015年2月21日(土)15:00開演
指揮:クリスチャン・ヤルヴィ
独奏:三浦文彰(ヴァイオリン)
エネスコ/ルーマニア狂詩曲 第1番 イ長調
ハチャトゥリアン/ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
ラフマニノフ/交響的舞曲 作品45

第486回
2015年3月20日(金)19:00開演
2015年3月21日(土)15:00開演
指揮:クラウス・ペーター・フロール
ドヴォルザーク/交響曲 第8番 ト長調 作品88 ほか


 いやはや・・・初っ端から山師:井上道義の個性が全開です。4月の首席指揮者就任披露に、まさかショスタコの4番を持ってくるとは思いませんでした。井上氏が登場する2回の定期は、どちらもロシアン・プログラムになっています。アヴデーエワのプロコのピアノ協奏曲第3番も楽しみですが・・・4,10月は自分の繁忙期のため、聴きに行けそうにないのが残念。

 9月の大植桂冠による9年ぶりのマーラー6番も楽しみです。これはもちろん行くつもり。井上新体制が発表になった際に大フィルから発表された方針を思い出してみると、『大阪フィルの伝統である重厚なサウンドとドイツ・オーストリア音楽の系譜に対する絶対的な強みに、井上道義の持つロシア音楽・フランス音楽への強み・情熱を注ぎこんでいただくことで新たな化学反応が期待できる』という意味では、なるほどなあ~、というプログラムになっていますね。
 しかし、本拠地をフェスティバルホールに移したことによって『大ホールと大オーケストラの魅力の相乗効果』を打ち出すという点では、いささか肩透かしを食らった・・・というのが、僕の正直な感想です。

 秋山御大のR.シュトラウスが目につくほかは、意外に中規模編成の独墺系の楽曲が多いように思います。もっとも4月には大阪国際フェスティバル公演として、大植桂冠によるアルプス交響曲が組まれており、これなんぞは新生フェスに最適だと思いますが。
 ただ、『果たして新生フェスと大フィルの相性はどうか?』という意味で、真価を計るには最適のプログラムではありますね。ファスティバルホールでこういうラインナップでも、充分楽しめてステージと客席の一体感が感じられて、客足も伸びるようなら、今後の展開も打ち出しやすくなるでしょうし。
 ホールも試されるしオーケストラも試される1年になりそうです。
 他にも、ヴィオラやセコバイの首席奏者も入団されていて、一気に井上さんの色が出てきているのでしょうか。思えば、首席客演コンマスに崔文洙氏を起用した時期から、着々と井上体制への移行が進められていたのでしょうね。

 さて、関西のオーケストラで残るは京響のプログラム発表が待たれます。噂される定期連続2日公演が実現されると、「関西のクラシック界はキビシイ・・・」と言われてる中で、集客キャパシティが現状でも過去最大になっているなかで、いっそう増えることになる。ますます目が離せませんねえ。


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珍言亭ムジクス

いきなりショスタコーヴィチ4番とは、嬉しさいっぱいです。
なんとかやりくりして行きたいと思います。
その他も今の時点ではわかりませんが、行くかもしれません。

京響は広上氏のかねてからの希望である2日公演の可能性があるのですね。HPでは12月に発表となっているので、待ち遠しいです。
2日公演になれば重複が避けられて遠征の可能性が広がりますので、なんとか実現してほしいものです。
by 珍言亭ムジクス (2013-11-08 23:41) 

ヒロノミンV

>珍言亭ムジクスさん
 やはり、4月の定期は行かれますか!他県在住の身にとっては、土曜日公演があることで足が運びやすくなります。いくつか行きたい公演はピックアップしています。
 京響の2日連続公演については、京都会館の建て替えが完了する2015年度までは難しい・・・現状ではアマチュア団体なども京都コンサートホールを使っていて、余裕が無い、という話を聞いていましたが、今シーズンの定期演奏会はすべて完売状態で、その上指揮者陣の体制も強化されましたし、もしかすると・・・という期待を持っています。
by ヒロノミンV (2013-11-09 23:53) 

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