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語られなかった皇族たちの真実 竹田恒泰 著 小学館文庫 [読書]

語られなかった 皇族たちの真実 (小学館文庫)

語られなかった 皇族たちの真実 (小学館文庫)

  • 作者: 竹田 恒泰
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/02/04
  • メディア: 文庫

内容(「BOOK」データベースより)

著者は明治天皇の玄孫として旧皇族の竹田家に生まれた。本書は、自らの生い立ちに始まり、祖父・竹田宮恒徳王から教えられたこと、さらには皇室が二千年以上の長きにわたって存続してきた理由についての歴史を繙き、天皇の血の継承者として宮家が果たしてきた役割を浮き彫りにする。そのうえで現在も引き続き話題を集める皇位継承問題について「男系維持」を強く主張する。二〇〇五年発表の山本七平賞受賞の書を文庫化。  

 

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 著者は旧皇族・竹田宮家の子孫で、明治天皇の玄孫という立場。大部分は太平洋戦争において皇族たちが果たされた役割・足跡・功績について書かれてある。
 特に印象に残ったのは、昭和天皇の玉音を海外の戦地に伝えるため、中国大陸から東南アジアなど各地を回られる宮様方の決死の任務だった。
 特に著者の祖父である竹田宮のルートについて詳細に書かれており、文字通り薄氷を踏むような行程だったことがわかる、1日、数時間ずれればソ連へ抑留されていたかもしれない危険な任務だった。

 また、8・15事件をはじめ、終戦を受け入れられない軍勢力が企図したクーデターや暗殺計画を阻止するために、東久邇宮首相はじめ、皇族方が様々な方法で奔走された記録もある。

 当たり前の事なのであるが、あれほど広大な戦線を収束し、国内外で君臨した軍勢力の武装解除させるということは、並大抵の仕事ではなかった。皇族方が果たされた役割について再認識した。


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